「分断」米国ついに死者 差別主義、トランプ政権で勢い

▼米、白人至上主義グループと反対派が衝突 3人死亡

ニューヨーク=鵜飼啓

2017年8月13日19時51分

http://www.asahi.com/articles/ASK8F2C88K8FUHBI002.html?iref=comtop_list_int_n03





 米東部バージニア州シャーロッツビルで12日、集会を開いた白人至上主義グループと、対抗デモを行った反対派が衝突した。反対派が集まっているところに車が突っ込んで1人が死亡、19人が負傷した。さらに警戒中の警察のヘリコプターが墜落し、警官2人も死亡した。

 集会は、こうした趣旨のものとしては「数十年来で最大規模」(ワシントン・ポスト紙)。トランプ大統領は「憎悪と分断はもう止めなければならない」と述べたが、「米国第一主義」を掲げるトランプ氏の登場で、白人至上主義グループが勢いづいていることが事件の背景にありそうだ。

 集会を開いたのは、人種差別を隠さない「アルトライト」や白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)、ネオナチなどの数百人。シャーロッツビルでは、奴隷制存続を主張して南北戦争を戦って敗れた南部側の英雄の銅像撤去が計画されていた。これに抗議しようと集会が呼びかけられ、参加者らは「米国を(白人の手に)取り戻せ」などと訴えた。

 これに対し、黒人の権利擁護や反ファシストを訴えるグループが対抗し、数百人が取り囲むように抗議活動を展開。双方の参加者らの中にはヘルメットや防弾チョッキを着用し、盾を持つ重装備の人たちもおり、大勢が棒や素手で殴り合う衝突が起きた。

 バージニア州のマコーリフ知事は緊急事態を宣言。警察当局は白人至上主義グループに「不法集会」として解散を命じたが、その後、反対派に車が突っ込んだ。意図的に突っ込んだ可能性が高く、警察は車を運転していた男を第2級殺人の疑いなどで逮捕した。

 トランプ氏は12日午後、「我々はすべての憎悪に対して結束し、非難しなければならない」とツイート。その後、記者会見で「各方面による憎悪や偏見、暴力を可能な限り最も強い言葉で非難する」などと述べた。ただツイートが遅かったことや、白人至上主義グループに的を絞った非難ではなかったことから、批判も上がっている。(ニューヨーク=鵜飼啓)

▼「分断」米国ついに死者 差別主義、トランプ政権で勢い

ニューヨーク=鵜飼啓

2017年8月13日20時03分

http://digital.asahi.com/articles/ASK8F5D3TK8FUHBI00G.html?rm=373


 米国社会の分断がついに死者を生む事態につながった。トランプ大統領の唱える米国第一主義で勢いづく白人至上主義グループが12日、東部バージニア州で開いた集会で反対派と衝突した。与野党からは白人至上主義への非難が噴出した。


 「トランプ氏の『自分たちの国を取り戻す』という公約を実行しようというものだ」。米紙ニューヨーク・タイムズによると、白人至上主義グループの集会に参加したKKK(クー・クラックス・クラン)の元幹部は、集会の狙いについてそう語った。

 グループの数百人は前夜、バージニア大学の構内でデモ行進を行った。訴えたのは「白人の命が大事だ」「おまえたちは我々の代わりにはなれない」。米国では警察が取り締まりの過程で黒人を死なせる事件が相次ぎ、「黒人の命が大事だ」と訴える運動が起きた。こうした動きへの反発や、移民への不満があからさまだった。

 ログイン前の続き大統領選でトランプ氏を当選に押し上げた原動力の一つは、現状に不満を抱く白人労働者層とされる。グローバル化の流れの中で製造業が衰退する一方、移民が安価な労働力として浸透。働き場を失うなどして苦しい境遇に置かれた白人労働者層の一部は、米国社会の中で白人が損をしているとの思いを強めて白人至上主義に染まり、型破りのトランプ氏に現状打破の望みを託した。

 トランプ氏が実際に当選すると、こうした勢力の活動がこれまで以上に顕在化するようになった。トランプ氏が憎悪や暴力を非難しつつ、「各方面による」などとして白人至上主義を直接批判しなかった背景にはこうした事情もありそうだ。

 与野党の批判は白人至上主義グループに向く。バージニア州のマコーリフ知事(民主党)は記者会見で「お前たちの居場所はここにはない。家に帰れ」と呼びかけた。群衆に車で突っ込むという凶行には「国内テロ」との批判も出ている。共和党のガードナー上院議員はツイッターでトランプ氏に「悪は名指ししなければいけない」と呼びかけ、「それは白人至上主義者であり、これは国内テロだ」と断じた。(ニューヨーク=鵜飼啓)

加害者の白人女性は「ホワイト・パワー」と叫んだ

米LAで白人女性が韓国人女性を暴行、トランプ大統領当選後に広がる“嫌悪犯罪”か=韓国ネット「米国も韓国と同じ道をたどる」「世界が逆方向に…」


2017年2月4日 1時0分
Record China

http://news.livedoor.com/article/detail/12629137/


3日、韓国メディアによると、米LAで韓国人女性が白人女性に突然暴行される事件が発生した。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。
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2017年2月3日、韓国・YTNによると、米ロサンゼルス(LA)で韓国人女性が白人女性に突然暴行される事件が発生した。

1日午後3時ごろ(現地時間)、LAにあるコリアンタウン近くで、20代の白人女性が突然、路上を歩いていた70代の韓国人女性の顔を拳で殴る暴行を加えた。血を流して倒れた韓国人女性の周囲に人が集まると、加害者の白人女性は「ホワイト・パワー」と叫んだという。白人女性は目撃者の通報を受けて駆け付けた警察に逮捕された。

現地の韓国人らは今回の事件がトランプ大統領の当選後に広がる「白人による有色人種に対するヘイト・クライム(嫌悪犯罪)」とみている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「米国は終わった」「韓国も米国も日本も人間の顔をした獣が横行する時代。なぜ国を超えてシンクロするのか?世界が逆方向に進んでいるような気がする」「米国も韓国と同じ道をたどるだろう。指導者選びを間違えたために地獄を見ることになる」「トランプ大統領も朴大統領と共に弾劾へ追い込もう」「ヒトラー時代のドイツのようになってしまうのか?」「米国はいつから白人の国になった?」「か弱いお年寄りを暴行することがホワイト・パワーなの?」などのコメントが寄せられた。

一方で、「白人1人の過ちで白人全体を問題視する韓国人の方が問題」「トランプ大統領のせいではなくメディアの問題。これはトランプ大統領が意図していたことではない」「韓国も人種差別が深刻。米国を批判できない」などのコメントもみられた。(翻訳・編集/堂本)

duckieofficial

duckieofficial

https://www.instagram.com/duckieofficial/



THE COLORED GIRL

http://www.thecoloredgirl.com/

これぞ黒人の中の黒人! ハンパなく黒い漆黒の黒人モデル「メラニンの女王」が超話題

黒人といっても、彼らの肌は濃い褐色であり、本物の“真っ黒”ではないという事実を誰もが当然のように知っている。しかし世界を見わたせば、完全なる黒、まさに漆黒の肌を持つ、本当に“黒い人”も存在するのだ。

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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

 現在、海外のインターネットユーザーたちの間で、ひとりの若いセネガル人女性が大きな話題となっている。彼女の名前はコウディア・ディオプさん。母国のみならず、ニューヨークやパリで活躍する国際的なモデルだ。そう、彼女こそが本当に“黒い人”。その漆黒の肌、そして彼女の前向きな姿勢が実に美しい、と共感を覚える人が続出しているのだ。


■唯一無二の真っ黒い肌

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画像は「The Colored Girl」より引用

 コウディアさんが一躍時の人となったキッカケは、「The Colored Girl(TCG)」と呼ばれるキャンペーンが開始されたことだった。一口に黒人女性といっても、その肌の色は明るいものから暗いものまで実に多様であり、彼女らがみな自らの肌色を誇り、互いに認め合わなければならない――そんな啓蒙活動に、とりわけ黒い肌を持ち、モデルとして活躍する女性であるコウディアさんが登場したのだ。

 コウディアさんの姿は、多くの人にショックを与えた。まるでインクでも塗ったかのように黒く、光り輝くその肌。これはすべて、極めて豊富なメラニン色素に起因するものだ。ほかの黒人モデルと並ぶと、その黒さは一層際立ち、神々しいまでのオーラを放っている。ホワイトやゴールドの服が実に映える肌、さらに長い手足なども相まって、もはや唯一無二の存在といえるだろう。


■幼少期の過酷ないじめにも決して屈せず

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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

 このように圧倒的な存在感を放ち、モデルとして大成したコウディアさん。ところが、海外サイト「Oddity Central」が先月30日に報じたところによると、幼少期の彼女はその“黒さ”が原因で、常に周囲から酷いいじめを受けてきたという。

「いじめっ子たちは、私に自分の肌を嫌だと思わせたかったのか、あらゆるニックネームをつけたわ。『Darky(黒んぼ)』、『闇夜の娘』、『星々の母』……」

「でも、私はむしろそれがとっても気に入って、まったく気にも留めないことを彼らに示してきた」(コウディアさん)

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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

 強く前向き、そして誇り高いコウディアさんにとって、いじめっ子たちの言葉は、逆に彼女が自分自身を一層“特別な存在”だと考えるための力添えとなって作用したのだ。現在の彼女は、自らのインスタグラムで自身の“漆黒の美”を発信し続けている。しかもそのアカウントは、「melaniin.goddess」。自ら「メラニンの女神」と名乗るほど、肌の色を誇らしく感じているということだ。

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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

アフリカ黒人女性が肌を「漂白」している!?

 しかし、話はこれだけで終わらない。今回コウディアさんが注目される契機となったキャンペーン「The Colored Girl(TCG)」が開始されるに至った背景には、れっきとした理由があるのだ。

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画像は「afrizap」より引用

 現在アフリカでは、黒人女性たちが自らの肌をできるだけ明るい色に「漂白」しようとする行為が跡を絶たず、社会問題となりつつあるのだという。ヨーロッパ的な美の基準に憧れ、それに少しでも近づきたいとホワイトニングクリームや手術などに手を出すケースが後を絶たないようだ。

 ある調査では、肌の色を何らかの手法によって明るくしようと試みているナイジェリア人女性が、実に75%にのぼることも明らかになったようだ。そしてこの割合は、トーゴの59%、南アフリカの35%と続き、アフリカ大陸全土では数百万人に及ぶとの試算もある。しかし、そのような行為に大きなリスクが伴うことは指摘するまでもない。各国の保健機関は対応に苦慮している現状にある。つまりTCGキャンペーンとは、まさにその行き過ぎた行為にメスを入れようとする啓蒙活動というわけだ。

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画像は「afrizap」より引用

「明るい肌の色ほど美しいという考え方は、間違っています。しかし、それを男性が助長しているという現状もある」
「暗い色の肌を持つ女性たちは、この無知と周囲からの圧力によって、自らの価値を高めるため肌色を明るくしようと試みています」
「コウディアさんをよく見て下さい。このように自信に満ち溢れ、自らの肌を受容している。危険な化学物質の入った製品を、メディアにそそのかされて使う必要はありません」

 ナイジェリアの首都アブジャにある国立病院で問題に取り組んできた皮膚科医は、アフリカの今を伝えるメディア「afrizap」のインタビューに対してこのように述べている。現在、コウディアさんのインスタグラムに寄せられるコメントは、「あなたはとても美しい」「メラニンがなせる魔法だ」など圧倒的に肯定的な意見ばかりが並ぶ。TCGキャンペーンのような活動を通して、この問題も少しずつ改善されていくかもしれない。


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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

 とはいえコウディアさんの存在は、アフリカ人女性の「漂白問題」改善の足がかりとなるに留まらず、世界中のマイノリティ、そしていじめに悩む子どもたちにとっても大きな勇気となるに違いない。さらに彼女の出現は、いまだ画一的な美の基準にとらわれがちな私たちの感覚にも一石を投じる出来事といえるだろう。

 外見を悩みだせばキリがない。その美の基準さえも時代によって移り変わる。何者かに似せようとするのではなく、自らの容姿に誇りを抱き、唯一無二の存在として正々堂々と勝負する――。そんな理想を体現するコウディアさんに共鳴する読者も多いのではないだろうか。
(編集部)


トンデモ和製英語「ブラック」は名誉白人用語である。

 林眞須美さん関連について取り上げると、当然弁護士発言が出てくるので、警察用語の「シロ・クロ」が出てきてしまう。弁護士は警察用語の「クロ」という言葉をもっともよく聞く立場である。(例えば伊東秀子弁護士については欄外参照)

 【黒】は「スーパー大辞林」によると、①色の名。光を最も多く吸収し、視覚に刺激を与えることの少ない暗い色。墨・木炭のような色。「黒のスーツ」②黒い碁石・・・③犯罪の容疑があること。対義語:白「警察はその男を黒とみている」──とある。③の意味の起源の記述はないが、杉田聡(欄外参照)が言うように、多分近代において英語の意味から借用されたものであろう。

 ちなみに「スーパー大辞林」には【ブラック企業】ネット利用者の俗語で、従業員に対して、劣悪な(場合によっっては非合法な)労働条件を強いるような事業所の総称。過度のワンマン経営、達成困難なノルマ、サービス残業の強制など。ブラック会社。──とある。ここの説明にもあるネット卑語については、私も次の3つのネット卑語、「放射脳」・「除鮮」・「ブラック企業」をよく見た。「放射脳」という言葉は、CMLでも頻繁に使う投稿者がいて、私は「原発マフィア用語(?)」だと強烈に非難した記憶もある。ここで気づくかと思いますが、私にとってはどれもトンデモ語なのですが、なぜか「ブラック企業」だけがメディア(ミーディア)で生き残り、猛威を振るっているわけです。メディア(ミーディア)もさすがに残りの2個のネット卑語を採用するほどは愚劣ではなかったとも言えますが、ではなぜトンデモ和製英語「ブラック」は見逃されたのでしょう?


 答えは「2017年8月8日更新版 トンデモ和製英語「ブラック」はなぜ使ってはいけないのか? 」にもいくつか書いていますが、「14.警察用語のクロ(犯罪容疑あり)が推理小説(警察小説)・記者・法曹界で流通していて、トンデモ和製英語「ブラック」の氾濫の素地があった。」が一番大きいかもしれません。さらに労働問題で闘う弁護士が企業批判を意味して使えば、メディア(ミーディア)はさらに取り上げやすいからです。私は『しんぶん赤旗』を含めいくつかのメディア(ミーディア)に異議申し立てをしましたが、採用されたのは『週刊金曜日』(この雑誌もトンデモ和製英語「ブラック」を使用している。)だけですから、少数意見は無視されているわけです。


ではもう一度、なぜここまでトンデモ和製英語「ブラック」が大流行してしまうのかを以下の事例から考察してみましょう。


★26.名誉白人へのあこがれ?

 英語帝国主義に従属する日本でトンデモ和製英語「ブラック」「ホワイト」を駆使して名誉白人化を目指す。以下反面教師の林田力──

 ★林田力──これに対してブラック企業やブラック士業はブラックなやり口で金儲けをすることへの嫌悪感が込められている。ブラック企業が経済的成功を収めているとしても、そのやり口自体が唾棄するものであることを示している。ブラック企業やブラック士業によって日本語の黒に今まで以上に強い否定的意味を与えることができた。「Black is sneaky.」である。だからこそブラックバイトやブラック稼業などの新たな派生語も生まれてくる。ブラック企業やブラック士業は日本語を豊かにする言葉であり、この表現を大切にしたい。

 

 

 ここまで正直に名誉白人へのあこがれを表明されると、私としては逃げ出したい気分にもなるが、実は少し前には首都東京では似たような人物に都民が熱狂していたのだから、私には逃げる場所などないかもしれません。


 アパルトヘイトという言葉で、今の私たちはイスラエルを想像できるのでしょうか?どう見ても人種主義と土地泥棒の植民地主義国家ですが、「欧米の目」で世界を見ている私たちには、テロ国家イスラエルの実像が見えません。よって安倍晋三がイスラエルとの経済協力を推進しても、批判の対象にもなりません。もちろん文化面では村上春樹とか蜷川幸雄の愚行も徹底批判を免れています。こうして見ると日本はアパルトヘイト国家のイスラエルと仲が良いのです。


 日本の歴史を現代からちょっと遡っても、アパルトヘイトの南アと仲が良かった日本は、強欲のため名誉白人という称号を喜んで受け入れていたわけですが、首都東京では人種主義者の石原慎太郎(日本・南ア友好議員連盟(1984年発足) 幹事長)という言葉の正確な意味での名誉白人が熱烈支持されていました。 彼曰く――「アメリカでは黒人を使って能率が落ちている。黒人に一人一票やって も南アの行く先が混乱するだけだ、独立してもやっていけない」。また、1990年、梶山静六のトンデモ発言――「たとえば、悪貨は良貨を駆逐するというが、アメリカにクロ(黒人)がはいって、シロ(白人)が追いだされているような混在地になっている」。この発想はブラックに悪を含意させホワイトを善として労働法などを犯す強欲企業を「ブラック」呼ばわりする現代の労働運動に引きつがれています。


 かような恥ずかしい歴史がある日本が、今またトンデモ和製英語「ブラック」を大氾濫させているわけですから、トンデモ和製英語「ブラック」は名誉白人用語である──と私は言うのです。初めから危惧されたように、日本ではブラックにあらゆる悪を含意させて大氾濫させているのですから、白人英語のblackの意味に限りなく近づきはじめています。このままいけば、さらに日本語の黒の意味にも悪影響が及びます。マルコムX以後50年にもなってのこの歴史の大逆流は、ヒトの科学から導き出される「人間は平等」という真理に敵対する愚行とも表現できます。私たちは人間をやめてはいけないのです。 

 



▼「ブラック企業」という言葉は「黒人」を差別する
「英語」の悪しき含意から身を解き放とう
杉田聡
2017年02月14日
http://webronza.asahi.com/authors/2016103100009.html

・・・


  『広辞苑』によれば、白は、
 「(1)太陽の光線をあらゆる波長にわたって一様に反射することによって見える色。雪のような色。」
 「(2)囲碁で、白石の略。また白石を打つ方。後手。」
 「(3)犯罪容疑が晴れること。また、その状態。転じて、無罪。潔白。」
 「(4)『しろがね(銀)』の略」

 黒は、
 「(1)色の名。墨のような色。」
 「(2)囲碁で、黒石の略。また、黒石を持つ方。先手。」
 「(3)犯罪容疑者が犯罪の事実ありと判定されること。また、その人。」
 の意である。

 ただし、この説明は大ざっぱすぎるし、記述にバランスを欠いている。いずれも(3)は明治以降に(おそらく「英語」を通して)入ってきた意味であって、むしろ例外的である。



▼トンデモ和製英語「ブラック」はあらゆる意味で日本限定でしか使えない
http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/38525788.html

 トンデモ和製英語「ブラック」を多用する弁護士の存在を不思議に思っていたのだが、以下の引用でその疑問も氷解した。

★伊東秀子『恵庭OL殺人事件 こうして「犯人」は作られた』日本評論社、2012年

頁83――

・・・
 道警本部の捜査一課長が「証拠は山ほどある。どの証拠もクロの方向を向いている。彼女はまっ黒けのけだ」と言い放った顔が思い出された。・・・

****

 伊東秀子は弁護士で、警察用語の「クロ」という言葉をよく聞く立場である。よって弁護士たちは、「クロ」→「ブラック」にすんなりなじむ可能性がある。NPJもそうだし、「ブラック企業」を定義した弁護士たちも多分すんなり「ブラック」を受け容れたのだろう。またそのほかでは、刑事小説を書く物書きは、普段使う言葉だろうから、「ブラック」に違和感はないかもしれない。もちろんクロと「ブラック」は違う言葉だが・・・。

 で、弁護士たちは米国史には疎いのだろうか?公民権運動も知らないのだろうか?言葉の諸々に無頓着なのだろうか?言葉の使用範囲だけでみてみても、「ブラック企業」などいう言葉は日本企業にしか使えないから、「米国のブラック・エンタープライズは「ブラック企業」だ」などと書けば恥をかくし、「ミルトン・フリードマンの親父の工場は「ブラック工場」だった」と書くのも恥さらしとなる。この致命的欠陥に気づけば、トンデモ和製英語「ブラック」は言葉狩りすべきという結論に達するはずだが、さて弁護士たちはどうするのだろう。グローバルの時代だとメディア(ミーディア)は喧しいが、その時代にあらゆる意味で日本以外では全く使えないトンデモ和製英語「ブラック」とは、何というあほらしい存在なのだろう。


 


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