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「名誉白人低国日本」の再興について


 「人類進化をひも解くと、その道のりは太陽との闘いだった。およそ20万年前にアフリカのサバンナで誕生したヒト、ホモ・サピエンスは、強烈な紫外線から身を守るために褐色の肌を獲得した。しかし、およそ6万年前、アフリカを出て生息域を世界へと広げる過程では、今度は褐色の肌がビタミンDを作るのに必要な紫外線をも遮断してしまうという問題が生じた。この事態に、ヒトは北へ向かうにつれ肌の色を薄くし、紫外線とのバランスを取った。こうして生まれた肌の色の多様性が私たちヒトの多様性を生んだ。」(NHK「病の起源」  第2集 骨と皮膚の病 ~それは"出アフリカ"に始まった~https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20080420


 紫外線とのバランスを取るだけのためにヒトは肌の色を変えてきたのに、白人優越主義に洗脳された日本では、色に価値を持ち込む非科学が横行しています。かような非科学は、歴史無知へも拍車をかけます。「クレオパトラとかギリシャの女神アテナの肌が黒かった」と言われて未だに驚いているようでは、紫外線・遺伝子・メラニン色素・ビタミンDについて私たちは何も知らないということになります。


 さてアパルトヘイトという言葉で、今の私たちはイスラエルを想像できるのでしょうか?どう見ても人種主義と土地泥棒の植民地主義国ですが、「欧米の目」で世界を見ている私たちには、テロ国家イスラエルの実像が見えません。よって安倍晋三がイスラエルとの経済協力を推進しても、批判の対象にもなりません。もちろん文化面では村上春樹とか蜷川幸雄の愚行も徹底批判を免れています。こうして見ると日本はアパルトヘイト国家のイスラエルと仲が良いのです。


 日本の歴史を現代からちょっと遡っても、アパルトヘイトの南アと仲が良かった日本は、強欲のため名誉白人という称号を喜んで受け入れていた訳ですが、首都東京では人種主義者の石原慎太郎(日本・南ア友好議員連盟(1984年発足) 幹事長)という名誉白人が熱烈支持されていました。 彼曰く――「アメリカでは黒人を使って能率が落ちている。黒人に一人一票やって も南アの行く先が混乱するだけだ、独立してもやっていけない」。また、1990年、梶山静六のトンデモ発言――「たとえば、悪貨は良貨を駆逐するというが、アメリカにクロ(黒人)がはいって、シロ(白人)が追いだされているような混在地になっている」。この発想はブラックに悪を含意させホワイトを善として法などを犯す強欲企業をブラック呼ばわりする現代の労働運動に引きつがれています。


 かような恥ずかしい歴史がある日本低国が──「名誉白人低国日本」と呼んでもよい──、今また──もっと恥ずかしく悲しいことに今回は労働運動が主導して──トンデモ和製英語「ブラック」を大氾濫させているわけですから、悲しく恥ずかしいことに「名誉白人低国日本」が再興してしまったわけです。


▼異なる種類のメラニン色素の紫外線誘発DNA損傷防御効果の解析

https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-12770449/


研究概要

紫外線による分子傷害のうち、Photoproduct型DNA損傷(シクロブタン型及び(6-4)型ダイマー)が発癌に最も重要である。メラニン色素には黒/茶色のユーメラニン(DHICAおよびDHIメラニン)と赤/黄色のフェオメラニンがあり、人種・Phototype・個人により、様々な量・比率で混在している。本研究では、特定の種類のメラニン色素を産生するマウス皮膚および色調の異なるヒト皮膚(包皮)を用いて、異なる種類のメラニン色素の紫外線DNA損傷生成抑制効果を検討した。まず、組織学的及び生化学的にメラニン色素の分布・量・種類を解析した。Black、Slaty、Yellowマウスはそれぞれ主としてDHICA、DHI、フェオメラニンを産生し、Albinoマウスはメラニン色素を持たなかった。マウス尾では表皮に多数のメラノサイトが存在し、ヒト表皮のモデルとして適していた。皮膚に、UVB(25mJ/cm^2まで)を照射した後、凍結切片を作製した。研究協力者の森 俊雄助教授から供与された両ダイマーに対するモノクローナル抗体を用いて免疫蛍光染色を行い、共焦点ルーザー顕微鏡を用いて損傷特異蛍光を定量した。
ヒト包皮を用いた実験から、メラニン色素が紫外線DNA損傷の生成を抑制すること、角層内および核帽を形成するメラニン色素が紫外線防御に重要であることを確認した。また、マウスを用いた実験から、DHICA及びDHIメラニンはともに紫外線防御効果が高く、フェオメラニンの防御効果は僅かであることがわかった。メラニン色素量が多く、ユーメラニン/フェオメラニン比が高く、メラニン色素が表皮のより上層から角層に分布し、核帽を形成することが紫外線抵抗性をもたらすことがわかった。本研究を通して、皮膚の紫外線感受性の人種差・個人差のひとつのメカニズムを解明した。

 

▼名誉人種
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E8%AA%89%E4%BA%BA%E7%A8%AE#cite_note-5

名誉人種の例[編集]

南アフリカ[編集]

南アフリカ共和国で行われていたアパルトヘイトの下では、外国人を含めて、有色人種は総じて差別的な扱いを受けてきた。ただしインド系人種や白人との混血の者は議会の議席など、黒人には認められない一定の権利が認められ、有色人種の中でも待遇の違いがあった。

日本の国籍を有する者は、1961年1月19日から、経済上の都合から「名誉白人」扱いとされていた[1]。欧米諸国がアパルトヘイトを続ける南アフリカとの経済関係を人道的理由により縮小する一方で、日本は1980年代後半から南アフリカ共和国の最大の貿易相手国になる。国際的に孤立していた南アフリカと数少ない国交を持っていた中華民国(台湾)籍の者は白人として扱われた[2][3]。ただしこれらの扱いはあくまで国策上の法的措置であり、民間における差別感情やそれにともなう差別行為がなかったわけではない。

1987年、国際社会がアパルトヘイトに反対して、文化交流を禁止し、経済制裁に動くなかで、日本は逆に、南アフリカの最大の貿易相手国(ドルベースの貿易額基準)となり、翌1988年2月5日に国連反アパルトヘイト特別委員会のガルバ委員長はこれに遺憾の意を表明した(ガルバ声明)[注 1]。アパルトヘイトに対する国際的な非難と世界的な経済制裁が強まる中、南アフリカとの経済的交流を積極的に続ける日本の姿勢もまた批判の対象となり、1988年に国連総会で採択された「南アフリカ制裁決議案」の中で、日本は名指しで非難された[4]。

▼アパルトヘイト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88

アジア人(1980年に90万人、人口の3%。インド系、マレー系住民が主。ナタール州に集住していた) アジアにおいて唯一の先進国である日本人は1961年以降、経済上の都合から「名誉白人」扱いとされていた[4][注 6]。1980年代後半から日本は最大の貿易相手国になる。また、国際的に孤立していた南アフリカと、反共産主義という共通点から数少ない国交を持っていた韓国人や中華民国人/台湾人も、名誉白人扱いであった[6]。中華民国人については一時期、中華料理店を白人用に指定した際、中華料理店への入店に限って白人扱いとされたが、中華民国の経済発展を受け名誉白人扱いになったとされる[7]。
 



売らんがために流行語に飛びつく、そして黒人差別を広め、自らもアフリカ系である事を気づかない・忘れるなどして、メラニン色素・ビタミンD・紫外線を忘れて色で価値付けをする非科学に親和

Re: [CML 049798] ダークでどうでしょうRe: 名誉白人低国日本国内だけで通用するトンデモ和製英語「ブラック」   ブラック奨学金の正体


2017年 8月 5日 (土) 15:25:20 JST

     

http://list.jca.apc.org/public/cml/2017-August/049910.html


 檜原転石です。

石垣さん、こんちは。


> 檜原転石 さん > お世話様 > > 「ホワイトは【良】ブラックは【悪】」 > はどなたが考えてもおかしいと思います。 > これは小学生でも分かります。 > > 私は30年ほど前から考えていましたが。 > 日本語で良い言葉が見つからず、 > ダーク(暗い)はどうでしょう。 > >> ブラックリスト→ ダークリスト >> ブラック企業→ ダーク企業 >> ブラック奨学金→ ダーク奨学金 > > ダークは形容詞で暗いですが、黒とは異なります。 > 人間は夜光生動物ではなく、夜を恐れます。 > みみずくは昼が怖ろしいのです。 > > ダークなら直接黒人を指すということにはなりません。 > 白人、黒人、黄色人、赤人(褐色)、という人種別には > 入らないし、意味は通じると思いますが、 > >           石垣敏夫 >
物理の世界にはダークマターとかダークエネルギーとかありますが、
白人英語ではダークもブラックとほぼ同じ意味合いになりますので、適当な言い換えにはならないと思います。

竹沢泰子の指摘の通り、白人優越主義者が自らの都合の良いように、聖書の光と闇を白と黒に当てはめたのですから、私たちはまずこの発想から自由になった方がいいと思います。ご存じのように、あらゆる悪を含意してトンデモ和製英語「ブラック」は流通しています。ですが、あらゆる悪を含意できる言葉などどこにもありません。私のような人間なら「天皇」にあらゆる悪を含意できますから、天皇部活、天皇奨学金でも意味が通じますが、世間様には到底無理でしょう。

今私は、黒いパジャマを着て、黒いノートパソコンのキーボードを叩いていますが、ここで黒に悪を含意する言葉をキーボードに叩き込む思考の曲芸などできるはずもありません。例えば「性犯罪横行部活」という題名の記事なら、『スクール・セクハラ』を読んでいた私ですから、当然読む気にもなります。がしかし、「ブラック部活」ではどうにも読む気にもなりませんが、批判のために嫌々読むのです。

売らんがために流行語に飛びつく、そして黒人差別を広め、自らもアフリカ系である事を気づかない・忘れるなどして、メラニン色素・ビタミンD・紫外線を忘れて色で価値付けをする非科学に親和してしまう。宗教という非科学に彩られた「人種」についていえば、「これほど、人種概念のユダヤ=キリスト教的世界観への傾斜を示唆する言葉もないかもしれない(竹沢泰子)」という「コーカソイド」はウィキペディアでも以下のように書いてます。



私たちは人間であって、白人にとって危険な「黄色人種」でもないのだから、名誉白人用語のトンデモ和製英語「ブラック」を絶対使ってはいけないのです。


▼コーカソイド
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%BD%E3%82%A4%E3%83%89

コーカソイド (Caucasoid)
は、身体的特徴に基づく歴史的人種分類概念の一つ。日本では一般に白色人種・白人と同義に理解される[1]。ドイツの人類学者ブルーメンバッハによって提唱された五大人種説に基づく。現在でも便宜的・慣用的、またしばしば政治的に用いられるが、人類学界ではその分類学上の有効性は認められていない[2]。これに分類される人々の主要な居住地はヨーロッパ、西アジア、北アフリカ、西北インドである。


・・・

由来[編集]

コーカソイドとは、カスピ海と黒海に挟まれたところに位置する「コーカサス」(カフカース地方)に「…のような」を意味する接尾語の「
-oid」
をつけた造語で、「コーカサス出自の人種」という意味である。元々はドイツの哲学者クリストフ・マイナースが提唱した用語であった。その影響を受けたドイツの医師ヨハン・フリードリヒ・ブルーメンバッハは生物学上の理論として五大人種説を唱え、ヨーロッパに住まう人々を「コーカシア」と定義した。ジョルジュ・キュヴィエはヨーロッパ人とアラブ人をコーカソイドに分類し、その高弟アンドレ・デュメリル(フランス語版)もコーカソイドをアラブ・ヨーロッパ人とした[3]。

人類学が成立したヨーロッパはキリスト教圏であり、ユダヤ・キリスト教に由来する価値観が重んじられていた。ヨーロッパのキリスト教徒にとって、『創世記』のノアの方舟でアララト山にたどり着いたノアの息子たちは現在の人類の始祖であった。人類学の父とされるブルーメンバッハをはじめとするヨーロッパ人学者たちは、アララト山のあるコーカサスに関心を抱いていた[4]。また、『旧約聖書』の創世記1~6章では、白い色は光・昼・人・善を表し、黒い色は闇・夜・獣・悪を表していた[4]。

コーカソイドとはヨーロッパ人がキリスト教的価値観に基づいて自己を定義するために創出された概念である。そのため、その範囲は基本的に東ヨーロッパ・西ヨーロッパの双方を合わせた全ヨーロッパ地域に限定される場合がほとんどであった[要出典]。

定義とその変遷

戦後しばらくまでの人類学は科学的根拠に乏しい、偏見や先入観に満ちた内容であることが多く、人種差別的な思想を多分に含んでいた。事実、提唱者であるブルーメンバッハもさまざまな人間の集団の中で「コーカサス出身」の「白い肌の人々」が最も美しい、人間集団の「基本形」で、他の4つの人類集団はそれから「退化」したものだと考えていた。

・・・

▼病の起源
第2集
骨と皮膚の病
~それは"出アフリカ"に始まった~

初回放送

総合 2008年4月20日(日)
午後9時00分~9時49分
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20080420

転んだ拍子に骨を折る、転倒骨折をする高齢者は毎年60~80万人(推定)。寝たきりになる場合も多く、脳卒中に次ぐ2番目の原因となっている。高齢者にとって恐ろしい転倒骨折が、太陽光と深く関係していることが分かってきた。

太陽光に含まれる紫外線を皮膚に浴びることで作られるビタミンD。このビタミンDが不足すると、カルシウムの小腸での吸収や骨への吸着が妨げられ、骨がもろくなってしまう。ビタミンD不足は、さらに歩行速度やバランス、そして筋力の低下を招き、転倒の危険を増すことも分かってきた。

人類進化をひも解くと、その道のりは太陽との闘いだった。およそ20万年前にアフリカのサバンナで誕生したヒト、ホモ・サピエンスは、強烈な紫外線から身を守るために褐色の肌を獲得した。しかし、およそ6万年前、アフリカを出て生息域を世界へと広げる過程では、今度は褐色の肌がビタミンDを作るのに必要な紫外線をも遮断してしまうという問題が生じた。この事態に、ヒトは北へ向かうにつれ肌の色を薄くし、紫外線とのバランスを取った。こうして生まれた肌の色の多様性が私たちヒトの多様性を生んだ。
しかし現在、高度な文明を手に入れたヒトは、地球規模の移民や、ほとんど太陽に当たらない生活など、自らの適応に逆らうような行動をとっている。その結果、皮膚がんやくる病、そしてビタミンD不足といった、進化の中で解決してきたはずの病に悩まされるようになった。太陽と闘い続けたヒトの進化を振り返り、太陽との付き合い方を考える。

(案内役 俳優 加藤武さん)




★「メラニンの女神」
http://talko-media.jp/1777


※dark

①暗い、やみの

③(紙や目が)黒い、(皮膚が)茶色の、(人の)肌の浅黒い
⑤(行為・たくらみなどが)邪悪な
⑥陰鬱な
⑦分かりにくい
⑧野蛮な、未開な

名誉白人低国日本国内だけで通用するトンデモ和製英語「ブラック」  ”Re: [CML 049780] ブラック奨学金の正体

▼名誉白人低国日本国内だけで通用するトンデモ和製英語「ブラック」  ”Re: [CML 049780] ブラック奨学金の正体

2017年 8月 4日 (金) 07:25:19 JST

http://list.jca.apc.org/public/cml/2017-August/049886.html


 檜原転石です。

前田先生、こんちは。


河添誠がこんなツイートをしてます。


30. トンデモ和製英語「ブラック」使用者の興味深い使い分け

☆河添 誠‏@kawazoemakoto 2013年12月1日
https://twitter.com/kawazoemakoto/status/407366145562640385

カナダのトロントで開かれたレストラン労働者の権利向上の国際会議で、日本の労働状況を話した時に「ブラック企業大賞」を私が紹介。移民の活動家から「いい運動だけど、ブラックじゃなくてホワイトだよね」と皮肉をこめて指摘された。アメリカなどでは、「ブラック」を否定的に使うことは許されない。


まあ名誉白人低国日本国内では、河添誠はトンデモ和製英語「ブラック」を使ってもいいと思っているのでしょう。

人種主義に反対しているはずの前田先生も「マルコムXなど糞食らえ!」と以下のようにブラックに悪を含意して使っています。


ブラックリスト
ブラック企業
ブラック奨学金

被差別者の少数者の異議申し立てで差別語は使われなくなるのですが、そんな歴史を知らない今野晴貴はこんな戯言を言ってます──

☆だから、「言葉の批判」ばかりを繰り返す人は、本当は差別をなくすことに興味を持っていないのではないか、と学問的にも疑問が投げかけられてきたのである。


トンデモ和製英語「ブラック」を使うのは、黒人への差別を助長するからやめろ!って言っているのに、「本当は差別をなくすことに興味を持っていない」などと言われても、ね。

米国において、差別語であったブラックを公民権運動や「ブラック・イズ・ビューティフル(黒は美しい)」運動を経て、今ではブラックを黒人の最も好ましい呼称に変えた歴史から50年。この歴史に真っ向から逆らうのがトンデモ和製英語「ブラック」なのです。


人種主義に反対している前田先生が差別語のトンデモ和製英語「ブラック」を使ってもいいのですか?


31.トンデモ和製英語「ブラック」採用者=今野晴貴の言い訳

▼「ブラック企業」は人種差別か?
 今野晴貴 | NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者。
2014/9/3(水) 18:56
http://bylines.news.yahoo.co.jp/konnoharuki/20140903-00038815/?

「ブラック企業」は人種差別だという意見がネットをにぎわせている。昨年流行語大賞トップ10を受賞するなど、私はこの言葉の普及に深くかかわった経緯がある。こうした意見について、経過や事実関係を踏まえて、私なりの見解を述べたいと思う。


そもそも「ブラック企業」とは?

 「ブラック企業」という言葉は、もともとネット上のスラング(悪口)であり、2000年代後半に、ネットユーザーが会社の劣悪な労働条件を非難するために使い始めた言葉である 。しかし、当時は定義が判然とせず、なぜこの言葉が世の中に広がったのか、誰にも理解されていなかった。

 私は2006年からNPO法人POSSEを運営し、これまで数千件の若者からの労働相談に関わってきた。その経験から、この「ブラック企業」という言葉の背景には、「正社員雇用」の劣化があると直感的に理解した。当時、新卒正社員から「長時間労働で鬱病になった」とか「パワーハラスメントで退職に追い込まれる」といった事案が殺到していたからだ。

せっかく正社員になっても働き続けることができず、使い潰されて身体を壊し、キャリアを台無しにしてしまう。これは大変恐ろしいことである。だから、就職活動をする大学生の間でも「ブラック企業」という言葉が広がっていった。


なぜ「ネットスラング」だったのか

 このように、「ブラック企業」とは正社員雇用の劣化を批判する言葉である。では、なぜそれが「ブラック」というネットスラングとして現れたのだろうか。


2000年代後半当時、世間では辞めてしまう若者に対し、むしろ「人間力が低くなった」、「やる気がないから離職率が高い」などとばかり言われていた。政府も対策を取らず、研究者も深刻にとらえていなかった。文科省は「厳しさを教えろ」とばかり声高に叫んでいた。


あるいは、パワハラの労働相談の増加は「若者の捉え方が変わったからだ(NHK)」という分析がされたり、鬱病の増加は「新型うつ(仮病)」の広がりが原因であると説明されていた。


だから、当事者たちはネットに「悪口」を書くしかなかったのである。こうした経緯が、本当は「正社員雇用の変化」として説明されるべき事実が、「ブラック」というスラングで表現されてしまった理由である。そこには人種差別があったのではなく、専門家の怠慢、行政の怠慢があったのであり、「ブラック」という言葉でしかこの問題が表現されなかったのは、不幸だというべきなのかもしれない。


 私が2012年に執筆した『ブラック企業』(文春新書)は、この言葉の「発生の背景」を明らかにすることで、「ネット上の都市伝説」から、「ブラック企業」を労働問題・社会問題とした。2013年には流行語大賞トップ10を受賞した理由は、「この言葉の意味」、「社会的な背景」を明らかにしたからである。

 現実に広がった「ブラック企業」という言葉の背景を分析し、問題提起をし続けることは、今なお研究者としてすべき価値のある仕事であると思う。


 「ブラック企業」という言葉を使うべきか?

 厚労省も現在では私の定義を受け入れ、「若者の「使い捨て」が疑われる企業」と表現している。「黒人差別」であるかどうかは別として、行政が「ブラック」というスラングをそのまま使うことは明らかに不適切だ。行政用語としては「若者の「使い捨て」が疑われる企業」というのは適切である。

また、海外での受け止められ方には特に注意が必要だ。日本とは異なる文化的文脈があるからだ。確かに、米国の方が「ブラック企業」と聞けば、黒人差別を想起する可能性がある(ただし、それはあくまで米国での話で、日本での話ではない)。


 今後外国語に翻訳する場合は“dark business” と意訳するとか、 “black
kigyou” とそのまま表記するのが適切であろう。私も国際学会や翻訳などの際に表記にいつも困っているが、試行錯誤しているところである。


 一方、一般の人が日本で「ブラック企業」という言葉を使うことに、それほど過剰反応する必要があるのかには、強い疑問を持つ。もちろん、他の言葉でこの問題を論じられるようになる方が望ましいだろうが、すぐには難しい。それにエネルギーを費やすよりも、この気運を逃さずに「ブラック企業」による長時間労働、過労死・過労自殺を止めることの方がよっぽど大切であると思う。

 「黒人差別だ」という批判の問題点

さらに続けよう。私は、「黒人差別だから使うな」という主張に強い違和感を覚える。


 過労死、過労自殺、長時間に苦しむ労働者に、「言葉が適切ではない」という批判をする前に、やるべきことがあるのではないか? と思うからだ。端的にいって、この批判者は「どの立場」から、「何を目的」としてこういうことを言っているのだろう?

こういう「言葉の上での批評」は、社会学や社会思想において痛烈に批判されている(それはしばしば「知識人」の傲慢さの帰結であると捉えられる)。


 例えば、「妻」という言葉がある。この言葉は、女性差別的な近代家族制度に深く組み込まれているために、社会学者や人権運動家の多くは、あえて使わない。「パートナー」とか「連れ合い」と言い換えるのが習わしだ。私自身、「妻」とか「家内」という言葉は普段使わない。

だが、こうした「言葉」に専門家がこだわるのは当然としても、一般人社会にとっての優先順位は低くて然るべきだ。非正規雇用で差別され、家庭内でDVを受ける女性にとっては、「言葉」の批評どころではない。もしみんなが「妻」を使わなくなったとしても、セクハラや女性労働者への差別がなくなるわけではない。むしろ「言葉」ばかりが争点になれば、現実の差別構造を軽視することにもつながりかねない。


だから、「言葉の批判」ばかりを繰り返す人は、本当は差別をなくすことに興味を持っていないのではないか、と学問的にも疑問が投げかけられてきたのである。


もちろんだからといって、「言葉」への批判がまったく無意味だというわけではない。現実の改善と結びつく「言葉の批判」はむしろ極めて有意義である。


だから、「言葉」への批判が現実の社会批判、社会を改善する取り組みに接合する方法をこそ、考えるべきなのだ。そして、これは意外と難しい作業なのである。



On 2017/08/04 5:16, maeda at zokei.ac.jp wrote:
> 前田 朗です。
> 8月3日
> ブログを更新しました。
>
> ブラック奨学金の正体
> 今野晴貴『ブラック奨学金』(文春新書)
> http://maeda-akira.blogspot.ch/2017/08/blog-post_10.html

[書評]東洋人はいかに黄色人種にされたか

[書評]東洋人はいかに黄色人種にされたか

登録 : 2016.07.23 09:02修正 : 2016.07.24 13:05

          

『黄色人種の誕生ー人種的思惟の歴史』 
マイケル・キーバク著、イ・ヒョソク訳/ヒョンアム社

http://img.hani.co.kr/imgdb/japan/news/resize/2016/0724/146933304027_20160724.jpg
『黄色人種の誕生ー人種的思惟の歴史』マイケル・キーバク著、イ・ヒョソク訳//ハンギョレ新聞社
 マルコ・ポーロが口述したという「東方見聞録」で中国人は「白人」として描写されている。18世紀の宣教師たちが残した記録にも、日本人をはじめとする東アジア人の皮膚は確かに白だった。ところが19世紀に入り、ひっそりと「黄色(yellow)」に取って代わられる。旅行記、科学論文はもちろん、芸術作品でも東アジア人は黄色い肌を持つ人々として描かれ始めた。その間、いったい何が起きたのだろうか。

 マイケル・キーバク国立台湾大教授(54)は2011年に出版した著書「黄色人種の誕生ー人種的思惟の歴史」で、一時は「白人」だった東アジアの人がいかに「黄人」に分類されるようになったか、その淵源と来歴を粘り強く探っていく。

 東アジア人の顔に黄色のレッテルを貼った最初の“容疑者”は、かのカール・フォン・リンネ(1707~78)だと指摘される。リンネはアジア人の肌の色を暗いという意味のラテン語「フスクス(fuscus)」と表現したが、1758~9年に刊行された「自然の体系」第10版では「ルリドス」(luridus、柔らかい色、青白い)と具体化した。リンネが塗った色を超え「モンゴリアネス(mongolianness)」という全く違う次元の烙印を押したのはヨハン・フリードリヒ・ブルーメンバッハ(1752~1840)だった。

http://img.hani.co.kr/imgdb/japan/news/resize/2016/0723/146924401843_20160723.jpg
『Becoming Yellow: A Short History of Racial Thinking』 by Michael Keevak //ハンギョレ新聞社
 比較解剖学の創始者として知られる、このドイツの動物学者は、東アジア人の肌の色を「浅い黄色(gilvus)」と規定したばかりか、さらに踏み込む。ヨーロッパ人にとり不吉、脅威となる単語、つまりアッティラ、ジンギスカン、チムールを連想させる「モンゴル」を引っ張り出してきたのだ。最初は不慣れだったが、東アジアを訪れた旅行者が現地人を黄人と示す事例が徐々に増え、「黄色人種は19世紀における人類学の核心要素に位置づけられた」。

 しかし、黄色の烙印には差別、排他、暴力が凝縮されている。世の中に純粋な純黒人がいないように、まっ黄色な人もいない。にもかかわらずヨーロッパ人は肌の色を“創造”し、モンゴル目、蒙古斑、蒙古症(ダウン症候群)を新たに“発明”して、黄色人種を非正常の代名詞にした。アジアから移民が殺到すると人口過剰、異教、経済的な競争、政治社会的な低下など、ありとあらゆる否定的な意味を含蓄する「黄化(yellow peril)」の警報として対応したのも彼らだ。白人の下に黄人と黒人が置かれる「階級秩序」が誰の利益に帰結するか判断すれば、この「人種的理念論」の隠れた意図が透けて見える。

http://img.hani.co.kr/imgdb/japan/news/resize/2016/0723/146924406824_20160723.jpg
マイケル・キーバク教授//ハンギョレ新聞社
 著者は韓国語版のために書いた序文でこう記す。「黄色という差別的(中略)単語をもはや使ってはならない時になってるのではないか」。348ページの本の3分の1を占める尾注と参考文献が彼の主張をしっかり支えている。

カン・ヒチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-07-21 19:58

http://www.hani.co.kr/arti/culture/religion/753395.html訳Y.B

トンデモ和製英語「ブラック」は単独で流通し始めた! 「どっちが“ブラック”? 」などと・・・

 中学英語程度でもブラック=黒人ぐらいは習うと思うが、この国のメディア(ミーディア)は初歩の英語を忘れたのか、あるいは白人英語への隷属で精神の名誉白人化が進行したのか?



レプロと幸福の科学、どっちが“ブラック”? 幸福の科学では勝手に退会できない制度が…清水富美加は大丈夫か

http://lite-ra.com/2017/02/post-2934.html

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