https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10011513711_20180706.html


平成6年に長野県松本市で起きた「松本サリン事件」で当初、事件への関与を疑われ、妻も犠牲になった河野義行さんは、一連の事件に関わった死刑囚の刑の執行を前にNHKの取材に応じ「事件は終わっておらず、再発防止のために真相を明らかにする努力をすべきだ」と訴えていました。

「松本サリン事件」の現場近くに住んでいた河野義行さんは、第一通報者として当初、事件への関与を疑われ、事件で寝たきりの状態になった妻の澄子さんを10年前に亡くしました。河野さんは一連の事件に関わった死刑囚の刑の執行を前に、ことし4月、NHKの取材に応じました。

この中で河野さんは、「私の中では妻が亡くなった時点で事件は終わった。ただ、後遺症を持った被害者がいてオウム事件そのものは終わっていないし、真相も明らかになっていない」と述べました。そのうえで「事件の再発防止のため死刑執行の前に、彼らが裁判では話せなかった真相を国として聞き取って明らかにする努力をすべきではないか」と訴えました。

また、拘置所で4人の死刑囚と面会したことを明らかにしたうえで「いずれも更生の余地がない人とは思えず好青年という印象だった。拘置所にずっと置かれている方がつらくて、死刑執行で『自由になれた』と思う人もいるのではないか」と述べていました。