米ABCテレビは29日、人気コメディードラマ「ロザンヌ」を打ち切ると発表した。主演俳優のロザンヌ・バー氏がツイッターに、オバマ前大統領の元上級顧問のバレリー・ジャレットさんに対する人種差別的な発言を投稿したことを問題視した。バー氏はトランプ大統領の支持者で、ドラマでもトランプ氏支持者を演じて話題になっていた。

 ロイター通信などによると、ジャレットさんはイラン生まれのアフリカ系米国人。バー氏は29日、ジャレットさんについて「(イスラム団体)ムスリム同胞団&猿の惑星に赤ちゃんができた」とツイッターに投稿。バー氏は「悪い冗談だった」と謝罪したが、ABCは「発言は忌まわしく、不快で、我々の価値観と一致しない」と非難した。

 ロザンヌは白人労働者家庭の日常をユーモラスに描き、1988~97年に放送された人気シリーズ。ニューヨーク・タイムズ紙などによると、16年11月のトランプ氏の大統領当選後、新シリーズ制作が決定し、今年3~5月に放送されて大ヒットした。次のシリーズ制作も決まっていたが、今回の決定で中止になった。(ニューヨーク=金成隆一