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「死刑囚両親の娘」に生まれて!

以下の記事は、間違った判決をなぞっているから、当然間違っているが、そのまま載せる。


▼93年愛犬家連続殺人 関根死刑囚が東京拘置所で死亡、75歳

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/03/28/kiji/20170328s00042000015000c.html

 法務省は27日、埼玉県で1993年に起きた愛犬家ら連続殺人事件で、殺人罪などで死刑が確定した元犬猫繁殖業関根元・死刑囚(75)が同日午前、東京拘置所で死亡したと発表した。死因は多臓器不全。

 確定判決によると、関根死刑囚は元妻の風間博子死刑囚(60)と共謀し93年、犬の売買を巡る金銭トラブルなどから、会社員=当時(39)=や暴力団幹部とその運転手の3人に毒物入りカプセルをのませ殺害。遺体を切断、焼却して捨てた。

 関根死刑囚は昨年11月21日に胸の痛みを訴え、外部の病院に入院。同24日に退院し、東京拘置所の病棟で治療していた。

[ 2017年3月28日 05:30 ]

*************************

▼子供たちが見た「埼玉愛犬家連続殺人」 深笛義也(『新潮45』2017年2月号)

頁84──

 専門学校を卒業して、介護の道に進んだ希美は、事件のことを自ら調べ始めた。
「博子さんは無実だと思います」
「人も殺してないのに、何で死刑判決出んの?」
 公判記録をたぐっていて、証人として出廷した中岡が、そう発言しているのに出くわした。中岡の供述により、風間博子は殺人罪で起訴されたのだが、その本人が後の裁判では否定しているのだ。希美の心の扉が開いた。風間が演歌を歌いながら遺体を解体したというのも、事実ではないと中岡は法廷で明かしていた。
 風間自身は、逮捕から一貫して、殺人については否認してきた。だが、全面無罪を主張しているわけではない。
 2件目の事件のあった7月21日、「今夜、遠藤んちに行ってくるから、10時頃迎えに来てくれ」と関根に言われ、風間はクレフを運転して現場に行き犯行時に居合わせてしまったという。その恐怖から関根に命じられるまま、2人の遺体を載せた車を運転。死体解体の一部も手伝ってしまった。これが死体損壊遺棄にあたることは、風間自身も認めている。


頁85──

2009年、最高裁で上告棄却され、関根と風間への死刑判決は確定した。風間は再審請求を行っていたが、昨年12月11日、最高裁で棄却され、新たな再審請求を行っている。
「お父さんから本当のことを聞きたい」
 そんな思いから、希美は昨年、再び関根に手紙を書いた。確定死刑囚に手紙を出せるのは、親族と拘置所が認めた知人だけだ。関根は東京拘置所の係官から、「娘の名前を言ってみろ」と言われたという。本当に娘からの手紙か、確証がない。関根は娘がすでに結婚しているかどうか知りようがなく、苗字が変わっているかどうかも分からなかった。
 戸籍謄本など、親子であることを証明する書類を希美が提出。文通が始まった。
「最愛の娘を待ち焦がれてます、早く会いに来てください、みたいな手紙が最初は来たんです。でも、面会に行く勇気が湧かずにいると、すねて怒りの手紙に変わる。母や叔母さん、おばあさんを罵倒するような内容になるんです」
 そこには、「悪魔に魂を売った女3人」などと書かれていたという。
 関根は、事件のことは答えてくれないが、犬の飼育のことは答えてくれる。どこかから、真実を知る糸口を見つけたいと希美は願っている。希美と和春(引用者注:希美の異父兄)にとって、事件はまだ終わっていないのだ。



▼「死刑囚両親の娘」に生まれて!

2014/3/30(日) 午前 11:14
https://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/38875485.html

 『女性セブン』2月20日号に『女性死刑囚』(鹿砦社、2011年)の著者の深笛義也のレポート――【独占告白 獄中の父よ、母よ――28才長女の叫び  「死刑囚両親の娘」に生まれて!】が載った。深笛義也は前掲書で風間博子さんの冤罪を主張しているから、こういう取材もなりたつのだろう。

以下引用
頁151――
 希美さん(引用者注:仮名)は、母の公判記録を調べていくうちに、山崎の証言に行き当たる。両親が逮捕されたのは、山崎の供述によってだったが、2人の公判に証人として出廷した山崎は、それまでの供述を覆した。
「博子さんは無実だと思います」「人も殺していないのに、なんで死刑判決が出るの」
 博子が殺人に関与していると語った取り調べ時の供述は、検事の作文だったと明かしたのだ。衝撃的な発言だった。
 山崎は先述したように、出所後、週刊誌に実名で手記を発表し、そこに綴った博子が「鼻歌を口ずさみながら遺体を解体」したことも、すべて自分の創作だったと明言した。
 それでも、いまだに博子の死刑は覆らない。しかし、希美さんには確かに母を信じるための一歩になった。
「母はこれまで事件のことを一切話してくれなかったんです。でも、ここ2、3年、私から、もっと知りたい、教えてとせがんで、母からも話してくれるようになりました」
 ・・・(以下略)

****

 間違った映画で洗脳されて歴史を間違って記憶する愚劣を私たちは警戒すべきだが、このことは一般の事件にも言えることで、よって私は園子温批判をこのブログでたびたびしている。彼の作品――もちろんフィクションだが公式サイトには[「冷たい熱帯魚」は1993年に実際に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした物語です。]とふざけた記述がある。――の『冷たい熱帯魚』は事件の事実を著しく歪曲しているものだから、読者がもし見る機会があったなら私のブログなどを参考に心して見てもらいたい。

 さて袴田事件の再審が決定し、袴田巌さんが釈放されたが、静岡地裁は警察・検察の証拠ねつ造疑惑を何度も指摘している。
 日本の裁判とは今までは、こんなものだったが、今回のようなまともな判断もたまにはあるということだ。

 風間博子さんは、『極限の表現 死刑囚が描く』(インパクト出版会、2013年)を見ると、「潔白の罪」「無実という希望」という題名の絵画を描いている。前者では井戸(のようなもの)を這い上がろうとする人物の足の裏側が異様に白いというような絵画であり、後者では井戸(のようなもの)には幾筋かの光が差し込んでいる絵画である。

 司法取引については私は色々書いているが、以下にその一つを引用(冤罪死刑囚・風間博子さんについて  ① http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/38604053.html)――

 司法取引については、米国の刑事ドラマを見ていると共犯者の情報を教える場面など頻繁に出てくるが、日本ではほとんど採用されていない。もっとも日本でも自分の罪を認める場合においては、例えば痴漢容疑で捕まった時、無実でも罪を認めれば即釈放。しかし否認すれば人質司法などの問題もからみ、無実でも有罪を甘受する場合も多々あり、それも司法取引の一種と言える。共犯者の情報提供などにおいては、真犯人は重刑を避けるために司法取引によって無罪の人間に対して偽証を行う可能性が常にあるのだが、「埼玉愛犬家連続殺人事件」はその司法取引にそって裁判が進んでしまい、結果は危惧どおりの冤罪事件になってしまったのである。「埼玉愛犬家連続殺人事件」とは、司法取引は冤罪を引き起こすという典型の事件だったということである。(引用終わり)

 もっとも「埼玉愛犬家連続殺人事件」での検事が山崎に与えた“特別な計らい(執務室や資料室で山崎を妻と会わせて・・・)”が司法取引に含まれるとは思われない。よって深笛義也によれば――[制度としての刑の軽減ができないために、虚偽の調書を作り上げることで、代替したとしか考えようがない。その意味で、山崎の言う通り、根本から間違っているのだ。風間が無実だということを、裁判官も分からないはずがない、と思えてならない。この根本の間違いが露呈するのを、恐れているだけではないのか。社会の体裁を保つだけのために、無実の人間に死刑判決を下す。日本がそんな、恥ずべき国であっていいのだろうか。(前掲書、頁127より引用)]。

 袴田事件でも捜査陣の証拠ねつ造の罪は時効になっていて、その刑事責任を問えないという。見方を変えれば、捜査陣などの責任を問えなくなってからなら、まともな判決がでてくる可能性はあるということにもなるが、それでは冤罪被害者は救われない。

 日本では、処刑されてしまった無実の死刑囚・久間三千年さんがいる。この飯塚事件では、再審判断が明日(3月31日)に迫っている。いうまでもなく風間博子さんを久間三千年さんのようにしてはならない。昨年の死刑執行のニューズ(12月12日、2名の死刑執行)に希美さんはパニックに陥ったという。死刑制度という死刑囚を毎日殺す残虐な刑罰は関係者をも巻き込んで突き進む。死刑制度を含む日本の裁判全般、この間違った冷酷な制度を速やかに是正しないかぎり、これからも冤罪被害者は次々に生まれるだろう。何度強調しても強調しすぎることはないだろう。加えて日本には死刑制度があり、おぞましいことに死刑執行が頻発している。

 
▼袴田事件決定要旨
  平成26年3月27日 静岡地方裁判所
決 定 要 旨
http://www.news-pj.net/siryou/saiban/2014/hakamada-0327.html

・・・

第2 当裁判所の判断
 1 再審開始
  (1) 弁護人が提出した証拠と結論
    弁護人が提出した証拠,とりわけ,5点の衣類等のDNA鑑定関係の証拠及び5点の衣類の色に関する証拠は,新規性の要件を満たすものである。
    また,それは,最重要証拠であった5点の衣類が,袴田のものでも,犯行着衣でもなく,後日ねつ造されたものであったとの疑いを生じさせるものである。これらの新証拠の存在を前提にすれば,新旧証拠を総合して判断しても,5点の衣類がねつ造されたものであるとの疑いは払拭されないから,5点の衣類により,袴田が犯人であると認めるには合理的な疑いが残り,他に袴田が犯人であることを認めるに足る証拠もない。したがって,DNA鑑定関係の証拠等が確定審において提出されていれば,袴田が有罪との判断に到達していなかったものと認められる。5点の衣類等のDNA鑑定関係の証拠及び5点の衣類の色に関する証拠は,刑事訴訟法435条8号の 「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」 に該当する。
    したがって,本件については再審を開始すべきである。

▼5点の衣類は「ねつ造された証拠」だった!
http://www.hakamada.net/hakamatajiken/5tennoirui.html

▼共犯者の自白に関する注意則
http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/38612096.html
.
▼共犯者の証言と確率論
http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/38605559.html
.
▼DNA型の鑑定評価が焦点 飯塚事件、再審の可否判断
丹治翔
2014年3月30日00時19分
http://www.asahi.com/articles/ASG3Y5VLHG3YTIPE01R.html
再審請求審の争点
 福岡県飯塚市で1992年に女児2人が殺害された「飯塚事件」で、福岡地裁(平塚浩司裁判長)は31日、死刑が執行された久間(くま)三千年(みちとし)元死刑囚(執行時70)の再審を認めるかどうかの決定を出す。有罪の根拠の一つとされた当時のDNA型鑑定の信用性を地裁がどう評価するかが焦点。再審が認められれば、死刑執行後初のケースとなり、地裁の判断が注目される。

 久間元死刑囚は捜査段階から一貫して無罪を主張したが、再審請求を準備中の2008年10月に死刑が執行された。刑事訴訟法は、確定判決後に「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」を新たに見つけ、請求に理由がある時、再審開始を決定すると定めている。元死刑囚の妻(66)は09年10月に再審を請求した。

 弁護団は再審請求審で、「新証拠」を提出した。①専門家による女児の体に付着していた血液のDNA型鑑定②その血液型鑑定③遺体遺棄現場近くで元死刑囚の車と同じ型の車を見たという目撃証言についての心理学者の鑑定、の三つだ

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