反権力運動が反石原慎太郎になることの呆れるほどの困難さ


反権力運動が反石原慎太郎になることの呆れるほどの困難さ
2015/7/1(水) 午後 0:16
http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/39817590.html


[CML 038228] 反権力運動が反石原慎太郎になることの呆れるほどの困難さ

2015年 7月 1日 (水) 11:59:07 JST

http://list.jca.apc.org/public/cml/2015-July/038373.html


檜原転石です。


“言葉は言葉の使用者のものの見方を明白に物語”ってしまうので、どんな立派な言い分も差別語ひとつで駄目になることは良くあることだ。

差別語「きちがい」は漫画『はだしのゲン』にも出てくるようですが、

●47NEWS(よんななニュース)
泉佐野市教委がはだしのゲン回収 「差別的な表現が多い」
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014032001000926.html
2014/03/20 08:01

 大阪府泉佐野市8 件教育委員会が今年1月、原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」に差別的な表現が多いとする千代松大耕市長の要請を受け、市立小中学校の蔵書を回収していたことが20日、分かった。

 中藤辰洋教育長によると、千代松市長や市教委は昨年から、漫画に「きちが
い」「こじき」などの表現が使われていることを「差別を助長する」と問題視。
小中学校の保有状況を調査し今年1月、小学校8校、中学校5校の蔵書を回収
し、児童、生徒が閲覧できない状態になっていた。

2014/03/20 08:01 【共同通信】

▼差別語と「断り書き」
http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/38866014.html

・・・

[C22926] 差別語と「断り書き」
 古い映画を見るときにたびたび登場するのが「断り書き」だ。文面はこんな――「本映画の中には人権上不適切と思われる言葉が使用されていますが、映画のオリジナリティーを尊重し、そのまま放映します」とか。こんな説明では「どの言葉が差別語だ」とかは、事情に詳しくない人には皆目見当もつかないが、放映する側としては多分言い訳にはなるのだろう。

 今回の事件では「キチガイ」と「コジキ」がやり玉に挙げられたようだが、例えば「キチガイ」が差別語であるのは明白だ。また「サイコパス」だって同様だろうが、米国ドラマの『クリミナル・マインド』にはこの言葉が時々出てくる。かように精神障害者への偏見や差別はなかなか解決しないものだ。

 精神分裂病→統合失調症、痴呆症→認知症、精神病院→精神科病院、人格障害(性格障害)→パーソナリティー障害などの呼称変更はもちろん精神障害者にとって良いことで、差別的病名などは“人間の進歩”とともに言葉狩りされて当然なのである。よって人間がもし進歩するなら、差別語が日々発見されるのはいうまでもない。

 今回、漫画『はだしのゲン』が狙い撃ちされたのは別の事情があるのは明白だが、いずれにせよ、その漫画本にも“差別語についての丁寧な解説書”が添えられて貸し出されれば最善であることはいうまでもない。いつの事件でも問題の解決の最善が語られることはまずない。差別語があるから出版禁止・閲覧禁止では私たちは過去の書籍のほとんどを読むことができなくなるが、今日の時点からみての差別語や表現についての具体的かつ詳細な解説が付記されての出版・貸し出しなら、読者にとっても現実の差別問題を知る貴重なきっかけにもなるはずである。

(以上、小林健治『差別語不快語』にんげん出版、を参照)

******



名誉白人の石原慎太郎はトンデモ和製英語「ブラック」(「ブラック企業」・
「ブラック大学」など)問題にも出てくるが、障がい者への差別問題でも当然出てくるわけで、まったく日本低国の首都に住む人間を初め、国民はトンデモない差別主義者に熱狂していたわけで、それゆえ「左翼」運動にも多少トンデモが出没しても何の不思議もないわけだ。


師岡康子『ヘイト・スピーチとは何か』(岩波新書、2014年)にあらゆる分野への差別主義者の石原慎太郎語録が数多く載っているのは、彼のような差別主義者になるな!という意味を含むのはもちろんだが、私たちが反権力運動をするなら、最低条件として全般において反石原慎太郎でなければ駄目だということだろう。

木下黄太のように反原発運動をしながら障がい者への差別語を使うなど問題外だし、批判されたならすぐ謝罪すべきなのに、何で愚者は違う行動を取るのかが分からない。

反原発運動とは社会の差別構造を撃つ反差別の運動でもあるのだから、彼自身が自己矛盾を抱えながら運動していくことになる。

★石原慎太郎の障がい者への差別語録

1999年9月18日、府中療育センター(重度知的・身体障害者療育施設)視察後の記者会見

ああいう人ってのは人格あるのかね。ショックを受けた。ぼくは結論を出していない。みなさんどう思うかなと思って。
絶対よくならない、自分がだれだか分からない、人間として生まれてきたけれどああいう障害で、ああいう状態になって……。しかし、こういうことやってやっているのは日本だけでしょうな。
人から見たらすばらしいという人もいるし、おそらく西洋人なんか切り捨て
ちゃうんじゃないかと思う。そこは宗教観の違いだと思う。
ああいう問題って安楽死につながるんじゃないかという気がする。
〔安楽死」の意味を問われて〕そういうことにつなげて考える人もいるだろうということ。安楽死させろと言っているんじゃない。

*****

 私たち日本国民がこの醜悪な差別主義者を熱狂支持した歴史を顧みれば、今においても、精神疾患に対する差別語を使うということは、当然障がい者を含む関係者を傷つけながら、加えて社会に相も変わらず精神疾患の偏見を振りまいているということだ。それでも「これは社会を良くするための運動」で、「これは反権力運動だ!」と、もし愚者が居直るなら、何を喚こうが、そんな運動などつぶれてしまえばいいわけである。

 又、ナチスの集団殺戮の最初の犠牲者は障がい害者であった歴史を見れば、障がい者差別の恐ろしさがすぐさま理解できるのに、何でこんな簡単な理屈が分からないのだろか?
昔読んだ本に、「慢性病患者を快癒できないことによって医者はしばしばフラストレーションを感じる」という部分があり、この言葉を昔、掲示板でも使ったと思うが、欲求不満を支配者にぶつけるために差別語を使うような愚者は、障がい者殺戮を喜々として行ったドイツの医者と目くそ鼻くそだと言っても言い過ぎではないだろう。だいたい“最も弱い立場の人間たちを言葉で日々攻撃しながらの、反権力運動などあるはずもない”のである。


★ナチスによる政治的に最初の犠牲者は共産主義者、集団殺戮の最初の犠牲者は障害者。
★ナチスの集団殺戮の被害者は、障害者、ロマ(ジプシー)、ユダヤ人。
★傷害を持ったドイツ人のために発明された殺害方法でユダヤ人も殺された。


▼ヒューG・ギャラファー 『ナチスドイツと障害者「安楽死」計画』長瀬修・
訳、現代書館、1996年、2006年第4刷

頁11──

 ヒトラー帝国の医者は慢性病患者を殺害する計画に参加したのである。20万人以上のドイツ市民が自分たちの医者の手によって計画的に効率よく殺されたのである。命を失ったのは社会の良き市民だった。多くは死病にかかっていたわけではない。絶え間なく苦痛を訴えていたのでもなければ、著しく苦しんでいたのでもない。殺されたのは、施設に収容されていた精神障害者、重度の障害者、結核患者、知的障害者である。医者の目で「生きるに値しない」と判断された生命だった。
 この計画はヒトラーが承認し、第三帝国の国家社会主義政権の支持のもとで実行されたのは事実だが、だからこれをナチス計画と片づけるのは誤っている。これはナチス計画ではなかった。この計画の生みの親は医者であり、実行者も医者だった。医者が殺したのである。ナチス党員の医者も多かったが、大多数の医者はナチス党員ではなかった。計画を強力に支持した有力な参加者はドイツの指導的立場にあり、国際的にも定評のある医学教授や精神病理学の権威だったのである。
 この計画は突然降って湧いてきたのではない。基本的な考え方は50年以上にわたり議論の対象となっていた。この計画は社会進化論の原理と花開き始めた優生学を論理的に応用したに過ぎないのである。基礎となっていたのは、ドイツだけではなく欧米で幅広く受け入れられていた、いわゆる科学的原理である。優生学、遺伝学、生理学が殺人の正当化に用いられていた。
 慢性病患者を快癒できないことによって医者はしばしばフラストレーションを感じるといわれる。もしそうだとすれば、30年代のドイツの医者はこのフラストレーションを抜本的に解決しようとしたことになる。つまり、不満の源泉である患者自身を抹殺しようとしたのである。・・・


▼ホロコーストと障害者――オランダ便り・4
http://www.arsvi.com/0w/no01/19950925.htm

▼ナチスドイツと障害者「安楽死」計画
http://opentolove.exblog.jp/5899388

▼ナチスの障害者安楽死T4作戦
http://www.geocities.jp/torikai007/1939/t4euthanasia.html

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

檜原転石

Author:檜原転石
FC2ブログへようこそ!

世の中は無名の一人でも変えられる

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR