「ブラック国家ニッポン」考


「ブラック国家ニッポン」考
2014/8/26(火) 午前 9:50
http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/39218145.html

 『週刊金曜日』の右傾化は初期からの読者であった私には当初は予想もできなかったが、世の中の右傾化に比例して『週刊金曜日』もまたあっという間に堕落した。佐藤優重用がその典型例なのだが、それによって『週刊金曜日』はテロ国家イスラエル問題の本質にせまることを放棄したも同然だ。イスラエルボイコットを呼びかけておいて、イスラエル支持者の佐藤優重用という離れ業ができるのだから、ある種の原則は放棄されたのだろう。
 
 よって『週刊金曜日』がトンデモ和製英語「ブラック」を使っても驚かないと書きたいところだが、編集委員には本多勝一がいて、彼は『アメリカ合州国』で「ブラック・イズ・ビューティフル(黒は美しい)」運動を取り上げているので、以下のように「ブラック国家ニッポン」などと書かれれば、私は呆然とするしかない。

▼「週刊金曜日」ニュース~ブラック国家ニッポン
http://www.labornetjp.org/news/2013/1381450128710staff01
 
・・・

 紹介記事からトンデモ和製英語「ブラック」を抜き書きすると、「ブラック国家ニッポン」「ブラック国家化する動き」「ブラック税制」「ブラック企業」となる。かようにトンデモ和製英語「ブラック」は企業という言葉から自由に飛び立ち、悪を含意してあらゆる使われ方をしている。これについて前田朗先生は「文脈」を使ってどう言い訳するか楽しみだが、ここでは「ブラック国家ニッポン」について考察してみたい。

 何度も書いているがブラック国家で私が真っ先に連想するのが世界初の黒人による共和制国家・ハイチである。よって『週刊金曜日』表紙の「ブラック国家ニッポン」という言葉に接して私が度肝を抜かれるのは不思議ではないだろう。

 もちろん「ブラック国家ニッポン」にも多くの黒人が住んでいる。私が好きなプロ野球では黒人選手を見ない日などない。また歌謡界では、演歌歌手のジェロとかも思い出すし、松田聖子と歌ったクリス・ハートも思い出す。

 かようにトンデモ和製英語「ブラック」が氾濫する日本でこの頃、J1のサッカー会場で黒人選手に対する差別行為があった。これを『週刊金曜日』流で書いてみると、「「ブラック国家ニッポン」ではこの頃、J1のリーグ戦会場で黒人サッカー選手に対する差別行為があった。」となる。「「ブラック」使用者はこうは書かないだろう」という反論は可能だが、書いたとしても何ら不思議でもない。

 話は変わり、黒人のあるスポーツ選手を知っていたら、人はトンデモ和製英語「ブラック」など使えないと思う。たとえば陸上競技、日本人のほとんどはブラックパワー・サリュートのジョン・カーロスを知らないだろう。人種差別に抗議するためにオリンピックで3位以内に入るという目的を成し遂げた奇跡の人物だ。まさに空前絶後の人物だ! 

 あるいはまた米国の人種隔離撤廃に貢献したフリーダムライダーズの非暴力運動。白人の暴徒に囲まれて暴行を受けながら非暴力を貫くというのは私の想像をはるかに超えている。この運動を日本人が知らないならまさに不幸だ。

 かように世界はつながっているのに・・・、反撃の好例はどこにも捜せるのに・・・

 日本に住む黒人は少ない。よって会社の社長、上司に黒人がいる可能性は低い。低いからこそ「ブラック企業」「ブラック上司」とか書けてしまう。これの意味することは何なのだろう?想像力の欠如か?「無知は力」ゆえの大暴走?「今は永遠の変わらない」という愚者の信念?

 私たちはトンデモ和製英語「ブラック」を使ってなぜ世界から孤立しようともがくのだろう?「井の中の蛙」状態が何で良いのだろうか?愚者はなぜ井の中で安住するのだろう?愚者は愚者になれ果てるのは怖くはないのだろうか? 


▼横浜サポが“人種差別”選手にバナナ振る、無期限入場禁止へ

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/08/24/kiji/K20140824008801470.html

 横浜―川崎F戦が行われたニッパツ三ツ沢球技場で23日、人種差別と疑われる行為があった。前半40分すぎに横浜側ゴール裏スタンドで10代後半男性の横浜サポーターが、川崎Fの選手に対してバナナを振った。バナナをかざす行為は欧州などでは黒人選手に対して、差別的な意味を表すこととして過去にも問題となっている。

 試合運営側である横浜関係者は、後半開始後にSNS上にアップされた動画からその行為を確認し、サポーターを特定。試合後に1時間弱の事情聴取を行った。その結果、バナナを振って、ハーフタイムに食べたと認めた。本人はあくまで「挑発行為」としているが、横浜の嘉悦朗社長(59)は「(人種差別と)限りなく疑わしい。客観的に(人種差別と)見える可能性が高い」とし、クラブ内処分として当該サポーターに無期限の入場禁止処分を科した。

 すでに横浜はJリーグ事務局に報告し、村井満チェアマン(55)にも一報が入っている。嘉悦社長は25日、Jリーグを訪れあらためて報告と、今後の対応について話し合う予定。Jリーグでは3月8日の浦和―鳥栖戦で、スタジアム内に差別的横断幕が張られ、主催の浦和に対しけん責、同23日の浦和―清水戦を無観客試合とするという重い処分が下された。Jリーグが人種差別と判断した場合、横浜にも同等以上の処分が科される可能性もある。

 ▽最近のバナナによる人種差別 スペインで4月にビジャレアルの観客がバルセロナのブラジル代表DFダニエウ・アウベスにバナナを投げ込んだ。観客の男はビジャレアルの下部組織コーチだったが、解雇されて永久入場禁止処分。警察に逮捕され、人種差別行為で有罪なら禁錮3年の可能性があると報じられた。5月にはイタリアのアタランタ―ACミラン戦で観客席からバナナが投げ込まれ、ホームのアタランタは4万ユーロ(約552万円)の罰金処分を受けた。
でお願いした次第だ。

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