「悪法は破るべきだ!」と、法学者は言えるかな?

「悪法は破るべきだ!」と、法学者は言えるかな?
2014/1/8(水) 午前 8:12

▼「悪法は破るべきだ!」と、法学者は言えるかな?~非暴力不服従は、あえて法を破ることもやる~


 前田大先生にかんしては、「縁なき衆生は度しがたし」という言葉があるから、どこかであきらめることも必要だろう(笑)。まあしかし題名で米国の人種問題へ誘ってはみる・・・

 靖国問題もトンデモ和製英語「ブラック」問題も病根は似たようなもので、日本の全ての分野に於ける「井の中の蛙」状態を如実に物語る事象なのである。[靖国→侵略神社、ブラック→黒人]というのは、海外では常識だが、日本では常識ではないということなのだ。

 金持ち語(英語が支配語である現実と不純な動機で英語を学ぶことを揶揄する意味もふくむ)の英語を習ってはいても、その不純な動機故に、米国の公民権運動は何も知らなくても別に困りはしないのだろう。よって英語が多少できてもトンデモ和製英語「ブラック」問題に気づくとは限らない。ただしマルコムXを知っていれば当然気づくであろうし、本多勝一の本を読んでいても気づくはずなのだが、現実は酷く彼が編集委員をつとめる『週刊金曜日』でもトンデモ和製英語「ブラック」は踊る。

 前置きはともかく、ドキュメンタリー映画『フリーダム・ライダーズ』の紹介である。

 ドキュメンタリー映画『フリーダム・ライダーズ』は以前NHK教育テレビで放映されていて、そこには若かりし頃のジョン・ルイスの痩せた体も写っている。彼は若い頃から抵抗運動では筋金入りなのだが、そんな彼も9.11事件以降は間違った。その謝罪の場面は一度見ておくと良い。かように人間は誰もが過ちを犯すもので、よって先人は「過ちて改めざる、これを過ちという」という良い言葉を残している。

 日本の労働運動がトンデモ和製英語「ブラック」使いながら、画面に映る彼ら彼女らがよみがえってきて――もちろんその後の50年であらゆる人間の進歩の叡智を獲得している――50年後の今に彼ら彼女らと共闘が可能かどうか考えてみるがよい。


▼ タイトル アメリカを振り返る 人種隔離バスへの抵抗

国・地域名 アメリカ

機関名 WGBH教育財団

http://www.nhk.or.jp/jp-prize/2011/prize_audio_welfare.html

1960年初頭、アメリカ南部では、乗合バスの座席、公共機関やレストランなど様々な場所が 人種隔離法により白人と非白人用とに分けられていた。連邦最高裁判所はこの法律に違憲の判決を下すが、南部では人種差別の実態が続いた。1961年5月、人種差別撤廃を求める黒人と白人の 若者12名が共に連れ立ち長距離バスで南部を目指す。彼らは「フリーダムライダーズ」と呼ばれた。しかし、行く先々で、白人優位主義者による襲撃や州法違反での地元警察からの逮捕など、様々な障害が立ちはだかる。番組は、アメリカの公民権運動を推進させることとなった若者たちの行動を豊富な資料映像と数々の証言によって克明に描き出すことで、アメリカの社会について改めて考えさせようとしている。

歴史的なフリーダムライドの話を世界の視聴者に届ける旅路は、一人の人間としても、プロの制作者としても、実にやりがいのあるものでした。人種差別に終止符を打つべく自らの命を危険にさらした何百人もの黒人と白人の若者たち。そのドラマチックな物語は、語るべくして語られるものです。これは、単なる魅了的な逸話だけにはとどまりません。人々が心をひとつにして挑んだ非暴力活動がもたらす力を伝える教訓でもあるのです。少数の人々が起こす大胆な行動は、私たちの心にも勇気を呼び起こすきっかけを与えてくれます。
私たちファイアーライト・フィルムズが物語を伝え続ける理由はそこにあります。このような作品に視聴者の皆さんが心打たれ、自らの人生や周りの世界を見直すきっかけになることが私たちの望みなのです。
グランプリ日本賞を受賞することができ、感謝しています。私たちの生活をより良くしてくれたフリーダムライダーズたちに敬意を表して、この名誉ある賞を受けたいと思います。
(スタンリー・ネルソン)

「アメリカを振り返る 人種隔離バスへの抵抗」はストーリーテリングを完璧に実現した類まれな作品です。個々の楽器の音色がしっかりと聞こえてくる交響曲のように物語が展開します。公民権運動は、ある特定の出来事やある特定の人物によって成し遂げられたのではありません。私たちは、この作品を通じて、歴史を変えた一連の運動における若者たちの勇気、非暴力、革新的発想を学びます。
平等の権利を求めて個人の見解を示すことは、50年前と変わらず、今でも重要です。フリーダムライダーたちが世界中の視聴者の心をつかみ、勇気を与えることは間違いないでしょう。


▼フリーダム・ライダーズ 人種隔離バスへの抵抗
http://democracynow.jp/video/20100201-1

公民権運動の歴史には、秘められた宝物がいっぱい埋まっているようです。今からちょうど50年前、公共交通機関の人種差別を撤廃させた非暴力不服従運動「フリーダム・ライド(自由のための乗車運動)」もその一つです。

南部では人種隔離法によって、学校もレストランもトイレや乗合バスの座席も、はては救急車までもが白人用と非白人用に分けられていました。これに抗議するボイコットや座り込みが広がり、連邦最高裁判所は1960年末に、南部の人種隔離法は憲法違反であるとする判決を出しました。でも南部はこれに従わず、連邦政府も強制措置はとらず、差別の実態はなにも変わりませんでした。

その半年後、10人あまりの黒人と白人のグループが南部行きの長距離バスに一緒に乗り込み、人種による座席の区別を公然と破ってみせました。彼らは自分たちを「フリーダム・ライダーズ」と呼び、身の危険を賭して連邦政府の姿勢をただしたのです。白人至上主義者から暴行されたり、地元警察に逮捕されたりで、先発グループが途中放棄を余儀なくされると、次のグループが出発しました。暴力にひるむどころか、次々に志願者が現われ、全米から集まった400人以上のライダー達でミシシッピの刑務所が一杯になったと言います。こうした命がけの非暴力抵抗運動の結果、ついにバス停や駅から人種隔離の標識が撤廃されました。

この運動の歴史を描いたドキュメンタリー映画「フリーダム・ライダーズ」の初公開に合わせて、当時ナッシュビルの学生として運動に参加した二人の活動家から話を聞きます。数回にわたるライドの経緯、この運動を組織した学生非暴力調整委員会(SNCC)とダイアン・ナッシュ、ケネディ大統領や弟の司法長官の対応、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師のかかわり方など、興味深い史実を交えながら、非暴力の抵抗運動の真髄が語られます。

非暴力不服従は、無抵抗主義ではありません。決して融和的でも遵法主義でもなく、あえて法を破ることも辞さない対決姿勢です。この戦術を貫くことがいかに効果的であるかがよく伝わる、感動の物語です。(中野)


▼公民権運動の指導者ジョン・ルイス 45回目の逮捕
http://aafocusblog.blogspot.jp/

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