日本版「黒は美しい(ブラック・イズ・ビューティフル)」運動について

 トンデモ和製英語「ブラック」の言葉狩りを継続中であるが、日本低国の知の劣化は凄まじく、今野晴貴『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(文春新書、2012年)が大佛次郎論壇賞を受賞というニューズまで飛び込んできた。米国の「ブラック・イズ・ビューティフル(黒は美しい)」運動は日本低国民には忘却の彼方なのであり、マンデラの死んだ年に、馬鹿者言葉の「ブラック」があらゆる悪を含意して氾濫するという信じがたい愚劣が横行している。もはや言葉との戦いはトンデモ和製英語「ブラック」の言葉狩りだけでは済まない段階まで来てしまい、「黒は美しい」というものの見方の根本的変革が必要になってきた。

 私たち人類はアフリカで生まれたが、もちろんその肌は黒かった。日本低国民はトンデモ和製英語「ブラック」を多用して自らの遠い祖先を言葉で殺し始めたのである。これは非科学の極みでもあり、天に唾する行為でもある。もちろんトンデモ和製英語「ブラック」を使う人間は地球上の肌の黒い人間すべてを敵にする差別主義者であるのだが、中でも「ブラック・イズ・ビューティフル(黒は美しい)」運動を経験している米国では、黒人が自らの呼称のなかで最も好きなのがブラックなのだから、トンデモ和製英語「ブラック」を使う人間は米国の黒人のほとんどすべてを敵に回すわけである。

 かような島国で、井の中のいて、あるいはたこつぼのなかにいて、世界を見渡すこともせす、歴史を振り返ることもせず、科学を真摯に学ぶこともせず、すべての知性の劣化がこのような恥ずかしい事態を招いたのであるから、私たちはまず言葉にまとわりついた負の遺産の除去から始めなくてはならない。日本にはもともと黒にまつわるマイナスイメージをもった言葉は少ないが、それでもそれらを検証すべきだろう。また日本低国民は英語帝国主義によって押しつけられた白人英語によって黒のマイナスイメージを日々叩きこまれているので、その種の言葉の検証も必要だろう。

 アパルトヘイトと戦ったマンデラの死んだ年に、日本低国ではトンデモ和製英語「ブラック」が氾濫したという恥辱をはらさねば、私たちは世界から徹底的に馬鹿にされるだろう。アジア人からバナナ人と揶揄されていた日本低国民はまたしても名誉白人化をめざし始めたわけだから、まずはトンデモ和製英語「ブラック」の言葉狩りを成功させなければならない。これと付随して、黒にまつわる非科学のすべてを検証して、黒というものに対する見方の変革を成し遂げなければならない。もちろん警察用語の黒白も検証の最優先課題である。日本低国が警察国家の入り口にいる今こそ、その単純二分法は徹底的に批判されなければならない。

 差別語は人間の進歩とともに日々発見される。非科学、無知・偏見・差別が横行していた過去の言葉にはそれらすべてがへばりついている。よって差別語発見は人間の進歩の証明であり、すなわち差別語の言葉狩りは良いことなのである。いうまでなくすべての色のそれぞれに価値の高低があるわけではない。よって日本版「黒は美しい(ブラック・イズ・ビューティフル)」運動はその基準点に戻る運動である。

 この運動に賛同なさる方はコメント欄に足跡を残していって欲しい。世の中を変えるのは無名の個人である。







 


 














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