「黒と白」 ベルナール・ラヴィリエ (不定期連載「世界の反戦歌・反戦詩から」)

「黒と白」 ベルナール・ラヴィリエ (不定期連載「世界の反戦歌・反戦詩から」)

 
黒と白 Noir et blanc

  ベルナール・ラヴィリエ Bernard Lavilliers

私の知っている町でのこと
それは私の歌っていた歌
舗道に流れる血
それは彼の声、焼けた砂ぼこりのよう

装甲車を引っ掻こうとする彼の爪
彼は死ぬまで打ち据えられた 寒さと恐怖の中
どこの国の出身であっても 肌が何色であっても
Po Na Ba Mboka Nionso Pe Na Pikolo Nionso

彼は言葉とともに生きていた
コートの下にしのばせた言葉
ナイフのように輝いていた言葉

彼は精密兵器をもてあそぶように
嘲弄をもてあそんでいた
コンクリートの上に横たわる彼の体
しかし誰もが彼の呪われた歌の数々を記憶している

音楽は時にメジャーコードで奏でられる
子どもたちに笑い声をもたらしても独裁者を微笑ませることはない
どこの国の出身であっても 肌の色が何であっても
心の内からほとばしる叫びが 音楽となる

それは自由の程度による
それはおまえの態度による
それは孤独の百年間

私のピアノの上には血がにじみ
私のテンポには軍靴の音が重なる
火山の上方で彼の声が聞こえる 彼の声が聞こえる
彼の心臓の鼓動が聞こえる

音楽は時にマイナーコードで奏でられ
偉大なる救国者を歯ぎしりさせる
どこの国の出身であっても 肌が何色であっても
心の内からほとばしる叫びが 音楽となる

私の知っている町でのこと
それは私の歌っていた歌
私たちに似ている歌

それはマンデラの声
それはドクター・フェラの声
あの群衆の歌声を聞いてくれ
転がる言葉、心臓を鼓動させる言葉で歌われている

どこの国の出身であっても 肌が何色であっても
心の内からほとばしる叫びが 音楽となる

どこの国の出身であっても 肌が何色であっても
心の内からほとばしる叫びが 音楽となる
Po Na Ba
Mboka Nionso... Pe Na Pikolo Nionso
 
 
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