次は憲法 警戒を 数の力 安倍カラー全開へ

次は憲法 警戒を 数の力 安倍カラー全開へ
2013年12月9日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/list/CK2013120902000044.html
 特定秘密保護法は、反対の声を押し切る形で成立した。国会での圧倒的な「数の力」を背景に、今後“安倍カラー”は全開モードになりそうだ。識者からは「次は憲法」と警戒する声が上がる。

 政治アナリストの伊藤惇夫さんは「政権与党の数のおごり、抑止力になることを期待できない公明党、非力な野党。もうあとは世論に期待するしかない」と嘆く。

 安倍晋三首相が「成長戦略実行国会」とネーミングした臨時国会は結局、お得意の「理念型政策」にシフトしたとみる。「支持率は低下傾向に入っているが、まだ景気、経済に対する期待感で支えられている部分がある。ただ、今後もこの路線で突っ走ると、さらに下がる可能性が高い」と予測する。

 迷走した日本維新の会とみんなの党については「野党と与党の間の“ゆ党”。国民にはヌエのような政党に映っただろう」と切り捨て「今後も安倍政権の補完勢力というニュアンスが強まっていくのではないか」と指摘。「総与党化」の状況に「国会の存在意義がなくなる」と危惧する。

 昨年十二月の政権発足後、憲法改正への意欲をたびたび表明した安倍首相。改正の発議要件を緩和する九六条改正を打ち出したが、世論の反発を受け、いったんトーンを弱めている。

 かわりに進めているのが集団的自衛権の行使容認に向けた動きだ。中国や北朝鮮を念頭に「安全保障環境の厳しさ」を繰り返し強調。日米同盟強化と米軍と自衛隊の一体化推進を図る。

 集団的自衛権について検討する「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」を設置したほか、外交・安全保障の包括的な指針となる「国家安全保障戦略」策定のための懇談会もつくって次々と布石を打っている。今月四日にはその司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC)も発足させた。

 軍事評論家の前田哲男さんは「NSCと秘密保護法をてこに、これから“安倍安保”が着々と展開されるはずだ」と語る。前田さんが注目するのは、政府が近くまとめる新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」と国家安全保障戦略だ。「自主防衛を前面に打ち出し、専守防衛を実質的に放棄する可能性がある」と警告した。

 政府は来年にも、集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈の変更を目指す。前田さんは「解釈改憲で自衛隊に集団的自衛権の任務が与えられれば、憲法九条は空洞化する。それが定着すれば本格的な改憲を進めるのではないか」と危ぶんだ。

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