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トリチウム分離策なし 国内外公募の汚染水処理技術

トリチウム分離策なし 国内外公募の汚染水処理技術
http://www.minpo.jp/news/detail/2013111612173
 政府の汚染水処理対策委員会は15日、経産省で開かれ、東京電力福島第一原発の汚染水問題で国内外から公募した技術に、汚染水からトリチウム(三重水素)を取り除く画期的な技術はなかったと結論付けた。委員会は年内に取りまとめる汚染水の追加対策に、トリチウム分離技術を盛り込むことを断念。トリチウムの除去に道筋が付かなくなったことで、汚染水問題の解決は一層困難になった。
 福島第一原発の多核種除去設備(ALPS)は汚染水から約60種類の放射性物質を処理できるがトリチウムは除去できない。そのため、委員会は10月にトリチウムの分離など汚染水対策技術を国内外から公募。国際廃炉研究開発機構(IRID)が約50件のトリチウムの分離技術など779件の提案を検討していた。
 IRIDは15日の委員会に「トリチウムの分離技術について短期間で福島第一原発に適用できるものはない」とする報告を提示。委員会は、年内に新設する作業チームで、長期的に検討を進めることを決めた。
 経産省によると、現時点でトリチウム除去に最も有効な技術は、濃度の高いトリチウム水を若干薄めることができるだけだという。経産省の担当者は「作業チームで、トリチウムの分離だけではなく貯蔵や海洋放出に関するデータを集め総合的に整理していく」としている。

( 2013/11/16 08:42 カテゴリー:主要 )

▼原子力資料情報室
http://www.cnic.jp/knowledge/2116
トリチウム(水素-3、3H)
放射能ミニ知識
半減期 12.3年

崩壊方式
非常に低いエネルギーのベータ線を放出して、ヘリウム-3(3He)となる。

生成と存在
水素の放射性同位体(記号Tで表わす)。天然に存在する人工放射能の一つ。大気中の窒素・酸素と宇宙線の反応で生成し、地球上の天然でつくられる分の存在量は96京ベクレル (9.6×1017Bq) と推定されている。現在の降雨中の濃度は1~3ベクレル/リットルであるが、核兵器爆発の前は0.2~1ベクレル/リットルであった。
人工的には、リチウム-6(6Li、同位体存在比7.5%)と中性子の反応でつくられる。1954年3月1日にビキニ環礁でアメリカが実施した水爆実験では、2.0京ベクレル (2.0×1016Bq)以上が大気中に放出された。この爆弾の中では、リチウム-6からトリチウムがつくられていた。頻繁におこなわれた大気圏内核実験の影響が大きかった1960年代半ばの降雨中の濃度は100ベクレル/リットルになっていた。
ウラン-235(235U、44.8億年)とプルトニウム-239(239Pu、2.41万年)が中性子と反応した時に起こる三体核分裂(二つの大きな原子核と一つの小さな原子核が生成する現象)によっても生じる。
原子炉内では、リチウムのような軽い元素と中性子の反応および三体核分裂によって生じる。電気出力100万kWの軽水炉を1年間運転すると、原子炉ごとに異なるが、加圧水型軽水炉内には約200兆ベクレル(2×1014Bq)、沸騰水型軽水炉では約20兆ベクレル(2×1013Bq)が蓄積する。
水素の中に0.015%が含まれる重水素(2H、記号Dで表わす)の中性子捕獲でも生成するが、軽水炉内でのトリチウム生成への寄与は小さい。ただし、カナダで開発されて韓国に導入されているCANDU (Canada Deuterium oxide- Uranium) 炉では重水(D2O)を減速材としているために軽水炉の場合より大量のトリチウムが生じる。

化学的、生物学的性質
単体の水素は、アンモニアの製造に用いられる。工業的に広く利用されている可燃性のガスで、最近はエネルギー問題との関係で注目されている。水素は、多くの化合物に含まれているが、もっとも身近にあって、重要な化合物は水である。体内でも、主に水として代謝される。
水素ガスが肺に入った時は、0.005%しか吸収されないが、気体の水は100%が体内に取り込まれる。体内に取り込まれたものは約2ヶ月の間に排出される。
体内に入っている水素は全身に分布し、特定の器官には濃縮されない。成人の体内にある水素の量は7㎏、水の量は42㎏、水素の1日の摂取量は0.35㎏である。

生体に対する影響
放出されるベータ線は水中で0.01mmまでしか届かない。体内取り込みによる内部被曝が問題になる。10,000ベクレルを含む水を経口摂取した時の実効線量は0.00018ミリシーベルト、10,000ベクレルを含む水素ガスを吸入した時の実効線量は0.000000018ミリシーベルトになる。2つの間に10,000倍の差がある。
最近の雨水中のトリチウム濃度を2ベクレル/リットルとして、この水を1年間摂取すると、実効線量は約0.00004ミリシーベルトになる。ふつうの人がトリチウムによって受ける年間実効線量はこの程度であろう。

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