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巨人・阿部慎之助の監督就任が駄目なわけ


 スポーツの世界、とりわけ野球には敗戦後に軍国主義が持ち込まれ、かなりの期間にわたり停滞が余儀なくされた。そんな典型例が明大の軍隊野球の島岡だろう。この軍隊野球をプロ野球では暴君星野が受け継ぎ、オリンピックでは暴行疑惑まで引きおこした。ただ被害者が沈黙を守るために、星野の暴行は社会には認知されない。

 彼のWBC監督就任は、イチローの異議申立でご破算になったが、イチローが黙っていれば、星野はWBCの監督も務めただろう。

 星野監督時代には審判の判定にケチをつけ、審判員を骨折させた大事件も勃発したが、この事件の当事者の1人が今ではドラゴンズの監督を務めている(笑)。

 さて巨人・阿部慎之助(捕手)が投手・沢村の頭をグラブでぶっ叩く場面を私はテレビで見ていた。多分、沢村がサインを見落としたのだろう。沢村は数百万のファンの目の前で頭を叩かれたのだ。同様な行為を野村監督(ツバメの監督時)がやり、彼はその後謝罪した。

 以下の記事では、阿部慎之助が課した罰走に触れているが、こういう発想が軍隊野球そのものだ。スポーツ医学、スポーツ科学から乖離していることは明白だ。

 よって、落ち目な巨人でも阿部慎之助の監督就任は絶対駄目なのだ。どうせ弱いなら明るい監督の方がいい(たとえば高橋)。無論弱点は明白で投手力の再建なのだが、そこで桑田真澄にすぐ行かないところが巨人なのだ(笑)。まあしかし、可能性はゼロではない。

「闘将」星野仙一氏「鉄拳伝説」の思い出 過去には審判暴行で「刑事告発」も

スポーツ 野球

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https://www.dailyshincho.jp/article/2018/01071600/?all=1&page=5


遂に刑事告発

 そして遂に、星野氏の“暴力”は刑事事件にまで発展する。「中日・横浜7回戦 中日・星野監督ら3人が主審に暴力振るい退場」(00年5月7日/スポーツ報知)を見てみよう。まず、問題の暴力場面だ。

《7回の攻撃中(略)ゴメスの二塁打で同点とし、なお2死二塁のチャンス。打席には立浪だ。カウント2-1からの4球目は内角低め。コース、高さとも微妙だったが、橘高球審は「ストラックアウト!」。自信を持って見送った立浪が、球審の両肩を突き、そこへ指揮官らがなだれ込んで、大騒動となった》

《鬼の形相をした星野監督が、左肩から橘高球審に体当たりした。「どこがストライクや!」後ずさりしながら、同球審が「退場!」をコールすると、もう一度アタック。その後はめちゃくちゃだ。大西が背後から審判の頭部を殴りつけ、蹴りを入れる。中日ナインと審判団がホーム付近で交錯し、まさにパニック状態。満員のナゴヤドームには、怒号とやじが飛び交った》

《星野監督、立浪、大西の3人が退場処分を受けたが、混乱はこれでは終わらない。中日ナインがやっと8回の守備についた直後だ。中日の3番手・前田が、駒田の外角に投じた微妙な1球が「ボール」と判定され、今度は監督代行の島野ヘッド、山田投手チーフコーチが再び抗議。舞台裏では監督室にいた星野監督が、審判室に殴り込んだ。「あんな審判に(ジャッジが)できるわけがない! めちゃくちゃや。文句なし(ストライク)やろ。ビデオで見て下さいよ!」と、審判部関係者に直談判した。

 昨年6月1日の巨人戦(ナゴヤドーム)で、渡辺が自打球を当てたように見えた打球をフェアと判定され、併殺打となったときの球審も、橘高審判だった。「汚いことしやがる。ふざけとる!」と、最後まで不信感をむき出しにした熱血監督。延長戦でチームも敗れ、疲労感と後味の悪さだけが残った》

 この後、テレビ中継などで暴行を知った愛知県と大分県の男性ファン2人が、それぞれ刑事告発。愛知県警が捜査を行ったが、名古屋地検は同年10月に星野、立浪和義、大西崇之の3氏を起訴猶予処分とした。

■《2年連続Bクラス》「俺じゃねえのかよ」猛烈パワハラで巨人・阿部慎之助の評価が急降下「“ポスト原”に急浮上した“意外な名前”」

https://www.msn.com/ja-jp/sports/other/2%E5%B9%B4%E9%80%A3%E7%B6%9Ab%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9-%E4%BF%BA%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AD%E3%81%88%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%82%88-%E7%8C%9B%E7%83%88%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%81%A7%E5%B7%A8%E4%BA%BA-%E9%98%BF%E9%83%A8%E6%85%8E%E4%B9%8B%E5%8A%A9%E3%81%AE%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%8C%E6%80%A5%E9%99%8D%E4%B8%8B-%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E5%8E%9F-%E3%81%AB%E6%80%A5%E6%B5%AE%E4%B8%8A%E3%81%97%E3%81%9F-%E6%84%8F%E5%A4%96%E3%81%AA%E5%90%8D%E5%89%8D/ar-AA1hsLT0?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=0dbc119b11994cfc869a5c11a69c638b&ei=24

 球団史上初の「同一監督による2年連続Bクラス」が目前に迫る巨人(※9月29日に2年連続Bクラス決定)。今季が3年契約の2年目で続投が既定路線の原辰徳監督(65)を尻目に、いま注目されているのが、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(44)の去就だ。

「阿部は2019年、原監督から指導者への道を勧められて引退。翌20年に二軍監督に就任し、“ポスト原”の最右翼として原体制の一角を担ってきた。本人も前のめりで、21年オフに原監督の契約延長が決まった際には『俺じゃねえのかよ』と周囲に漏らしたことも。とはいえ、その原監督も来季オフで3年契約が終了。その時にはいよいよ阿部監督の誕生と見られてきた」(巨人担当記者)

 だが、ここへ来て“ポスト原”大本命の座が揺らいでいるという。

罰走はダルビッシュ(現・パドレス)にも批判された ©時事通信社
罰走はダルビッシュ(現・パドレス)にも批判された ©時事通信社© 文春オンライン

「原監督も、阿部が後継者候補と認めつつも『一軍の将として人の上に立つのはまだ早い』という評価に変わりつつある。以前は“ポスト原”として名前が挙がるのは阿部一択でしたが、最近は球団内で『前回、急な監督就任で消化不良に終わった高橋由伸にもう一度やらせても良いのでは』などと、高橋氏の再登板を推す声も増え始めた」(球団関係者)

「お前さんは一回思ったことを飲み下せ」

 評価が急降下した理由は、チームの成績低迷だけではない。

「阿部は以前から“パワハラ気質”なのです。四球から崩れた投手の耳元で怒鳴りあげたり、ミスをした若手野手を懲罰的にしごいたり……。原監督も危惧して、ある時『お前さんは一回思ったことを飲み下せ』とアンガーマネージメントを説いたことがあった。それでも阿部の指導態度には変化が見られませんでした」(同前)

“パワハラ伝説”は枚挙に暇がない。二軍監督時代には、プロアマ交流戦で早稲田大学野球部に負け、ベンチ入りした選手に罰走を科した。叱責を受けた若手投手がイップス気味になり、ベテランの投手コーチが激怒したことも。こうした振る舞いは「当然、球団幹部も把握している」(同前)という。

 そのため、今オフには“運命の岐路”が待ち受けているようだ。

「ここ最近、阿部の周辺からは、『パワハラ評を少しでも和らげるためにも、阿部は一度チームを離れたほうがよいのでは』という声があがり始めているのです。しかし、今オフにチームを離れれば、来秋には高橋氏を筆頭に、他の人物が監督に就任する可能性は俄然高まる。そうなれば、次に阿部にお呼びがかかるのは4、5年後でしょう」(同前)

 現役時代の決め台詞「最高です!」を再び叫べるか。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年10月5日号)

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