豚(ブタ)、ロテ(怖恐)、皇天

 「内なる天皇制」などと言い出す奴は、たいがい天皇に無知である。森達也も日本政府の朝鮮王妃殺害事件でのムツヒト発言「やるときにはやる」も、1909年の伊勢神宮の“礎石方式”採用提言も断り、“掘っ立て柱”で未来永劫発言も、日清戦争でしこたまもうけた金もあったから山県有朋に買収資金を提供しちゃう、何と今のお金で100億円?、・・・てなぐあいで3代も続けば大金持ちで、アキヒトだって東電株を持っていて、株価下がって損をしてアキヒトはどんな顔した?、・・・かように天皇のことなどほとんど分からなくても分かって気になってアキヒトを持ち上げる。簡単に言えば妄想である。「神が妄想」であることなど科学の初歩を学べば誰でも理解できる知見だから、非科学的な人間ほどいろいろなものに妄想しやすいというのは確かだろう。で、ここでは科学的態度風に天皇に関して、あらゆる角度から、というより、上から、下から、右から、左からと、手始めとして違う4点から眺めてみる。ちなみに題名は趣向を変えて、左右逆にしてある。

 法廷では裁判官は高い場所にいる。そこから被疑者を見ているのである。元裁判官の秋山賢三は弁護士になって初めて、その圧迫感に気づいたという。よって位置を変えて物をみることは極めて大事である。
 天皇もたいがい高い場所から庶民を見下ろしている。よってアキヒトが被災地などに行って、視点の高さが近くなると、カルト市民はえらく感激する。もちろん子ども目線の大事さを知っている人間はしゃがんで子どもと会話する。
 で、位置を逆転してみたらどうなのだろう?私たちがいつも天皇を見下ろしていたら?

 不合理な存在である天皇などいうものはたいがいは人々が抱く恐怖で支えられている。よって天皇を永続させるには権力のテロも右翼のテロも不可欠である。山本太郎の件でもテロがあった。それをアキヒトが心配しようが心配せまいが、存在悪の天皇の本質とは無関係である。天皇に唯一できる良いことは天皇をやめることだけである。これから導かれるのは、「天皇をやめること」以外のすべてのアキヒトの発言・行為は褒める必要はないということだ。この論理が分からない人間は馬鹿である。

 そういえば辺見庸もアキヒトを褒めた、坂本龍一も褒めた、森達也も褒めた、・・・というわけで、日本人のはほとんどが馬鹿な右翼であるというのはやはり当たっているというわけだ。つまらぬものを褒めるつまらぬ奴ばかりが目立つのが今風の日本であるわけで、確かに無知は力だ妄想だ、しかしね、最後にひと言っちゃうと、ほとんどの片思いはやるせないものなのだが、天皇への片思いだけは見苦しいものなのだよ。

追記:税金で飼育している側が天皇の個人財産を知り得ないというのも奇妙だが、庶民は所詮お人好しなのだろう。以下で、天皇の財布の中身を確認――

▼高岩仁『戦争案内 映画製作現場 アジアからの報告』(技術と人間、2004年)
頁26――
二、天皇は世界一の大資本家であり、大地主だった

 天皇に関する具体的な資料は、なかなか手に入りませんので、あまり詳しいことは報告できませんが、いま私たちが手にしている資料の中だけでも大事なことがありますので報告します。明治天皇は日清戦争に勝って、賠償金から2000万円を手に入れたこと。そして植民地にした台湾の最大の産業、台湾製糖の第2位の株主になって、20年後には100%の配当を手に入れていたことは前にお伝えしました。2度目の侵略戦争の日露戦争後植民地にした朝鮮に、植民地支配の動脈のように施設した、京釜鉄道の上位株主は次のとおりです。
 第1位は天皇で5000株、第2位は朝鮮皇室で2000株、3位以下は、三井、三菱などが1000株ずつと続いています。
また天皇が保有していた主な株は上の表のとおりです。天皇が大量の株を保有していた企業は、ほとんど日本が行なう侵略戦争に関わっている企業や戦争の結果獲得した、植民地支配関連企業です。つまり天皇は、日本が侵略戦争をして、植民地を拡大すれば着実に巨大な利益が得られる仕組みになっていました。
 そして27ページの表(御資財本現在高)をご覧ください。天皇家は封建時代の末期、慶応三年全資産の現金評価金額がわずか10万22688円でした。この頃天皇家では、出入りの豆腐屋さんに「今日の支払いはちょっと待って下さい」と言ったことがあるほど貧乏していたという話が、京都には伝わっているそうです。ところが明治になって、日本が資本主義的発展を始めてからは、表にみられるように、うなぎ登りに資産が増え続けています。最初の頃は、当時の権力者、伊藤博文たちが、天皇に力を付けてその力を利用して、日本を資本主義的に発展させようと考え『金は力なり』と言って、明治維新のときに地方の諸大名から取り上げた、国の資産をつぎつぎと天皇家の資産にした結果のようです。それも憲法が制定され、国会が開設されてからでは、やりにくくならからと、国会開設以前に駆け込むように行なっています。
 そして日本が、アジアに侵略を開始してからは、雪だるま式に資産を増やして、経済学者の報告では、1917年ロシア革命でロシアの皇帝が倒されてからは、天皇が世界一の大富豪になったとのことです。その挙句の果てがつぎに紹介する、1945年日本敗戦時に米軍が調査して発表した数字です。日本の国土面積の10%を天皇家が所有していました。経済学者の試算によると天皇家の全財産の現金評価額は、当時のお金で660億円だったそうです。

※追記:2013/11/30、6:29
 何度も否決された増税案を通すための買収資金の大金は天皇ムツヒトの金という歴史は学校ではなかなか習いません。だいたい天皇個人の財産に興味を持つ人も少ないでしょう。よって『週刊現代』などが、「お為ごかし」風に(笑)、いや本心から天皇の懐を心配してのことでしょうが、その種の情報を公開するのは貴重な仕事です。分からなかったことが分かるほど、私たちの科学的判断の精度が上がるからです。くり返していいますが、分からないことを分かったと思い込むことは妄想への第一歩です。そこで人は神をも妄想してしまうのです。

▼高岩仁『戦争案内 映画製作現場 アジアからの報告』(技術と人間、2004年)

頁23――
軍備増強と国会議員買収

 日本最初の侵略戦争ともいうべき日清戦争前後の時代、資料として面白いというかあきれた資料が残っています。伊藤博文の演説にもあるように、侵略戦争のための軍備増強を達成するためには、増税しなければなりません。その時の首相は、山県有朋です。山県内閣は、国会に増税案を何度も上程するのですが否決されます。
 そこで山県は、反対派の国会議員を買収するために、議員の歳費を一挙5倍に引上げたうえに、有力議員に直接買収資金を多額に与えて、増税案を成立させました。その買収資金を提供したのは天皇でした。当時のお金で98万円です。今の金額にしたら恐らく100億円以上のお金でしょう。当時1000円で都心に一軒家が買えた時代ですから。このことが今私たちに分かるのは、このいきさつを見ていた西園寺公望の日記が国会図書館に残されていて、その中に書かれていたからです。その中には「首相の山県は、国会議員買収のため天皇から受け取った資金を、どうも一部自分の懐にいれているようだ」と書いています。現在の自民党幹部と同じですね。
 しかし、天皇がなぜこんな大金を出したのか、日清戦争で天皇がどれだけ儲かったかを見ればよく分かります。日本は国家予算をふんだんに使って軍備を大増強して、日清戦争に勝ちました。日本は、清国から賠償金を3億5000万円取ります。そのうちの2000万円は天皇がもらっています。当時国家予算が1億そこそこの時代ですから、国家予算の20%に値する金を、天皇は受け取っているのです。そして、日清戦争に勝った日本は、台湾を植民地にしてしまいますが、その台湾の最大の産業の製糖業は三井物産が独占的に経営します。天皇はその台湾製糖の第2位の株主になっています。台湾製糖の株の配当は10年後に12%、20年後には100%になっています。しかも日清戦争に勝って、清国から国家予算の3倍以上の巨額な賠償金を分捕って、これが日本資本主義経済発展の土台を築くことになったといわれています。これだけを見ても、侵略戦争・植民地獲得がいかに資本家にとって儲けにつながるかが分かります。

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