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2004年再び、新潟県中越地震と(運だけで救われた)上越新幹線脱線事故、そして沖国大米軍ヘリ墜落事件


 「新潟県中越地震」と「新潟県中越沖地震」が3年の間隔で起きていて、当然予想されることだが、2つの地震をごちゃ混ぜに記憶されている人は多いと思う。私は反原発ビラを新潟県中越沖地震のあとに書いているのだが、その際は地震直後だから峻別したはずだ。


 以下、ビラより──


▼・・・不思議なことがある。原爆2発を食らった国に55基の原子力発電所が存在するという矛盾と愚劣が長く続いた奇跡。・・・奇跡?そう日本は地震大国、たまたま今まで地震が比較的少ない静穏期だっただけのために、原発震災(大地震により原発が暴走して、地震と原発暴走の両方の災害に見舞われること)が起きなかった。しかしこれからは、日本列島ほぼ全域で大地震の活動期に入りつつあると、ほとんどの地震学者が警告している。

 そうした中、今年の7月16日、M(マグニチュード)6.8の新潟中越沖地震が起こったが、幸運にも活断層上に建てられた柏崎刈羽(かしわざきかりわ)原発は致命的な事故を免れた(注:世界最大の原発=柏崎刈羽原発全7基のうち、稼働中の3基と起動中1基はなんとか停止しました。残り3基は定期検査中)。敷地内の道路は陥没、火災も起きクレーンの軸は折れ、制御棒も1本が炉心から抜けずに残っていた。そして放射能が空や海へ流れたが・・・・・・。

 この時点で私たちは運良く生き延びた事になる。問題はそれ以後である。この事故を教訓に全ての原発を止めるのがまともな人間の判断だと思うが、日本ではそうはならないようだ。これからも運を頼りに相も変わらず今までの愚行を押し進めるらしいのである。

 さて柏崎刈羽原発は地震災害のため全面的に止められたが、それでも東京電力は何とかやりくりし首都圏は停電を免れている。要するに原発に日本の電力の30%以上を依存しているという宣伝は、それ自体ではウソではないが、ある意味誇張である。要するに止めたり動かしたりの小回りがきかない原発を無理矢理に動かして電力の30%以上を原発に依存させ、火力発電を半分近く遊ばせているというのが、その数字の実態なのである。早い話、休めさせている火力発電や修理すれば使える火力発電をうまく使えば、加えて水力、風力なども使えば、日本の電力など原発なしでも何とでもなる。そうしない理由の一つには、核兵器を持ちたいから・・・も、あるかもしれない。


******


 このビラの時点では、以下の島村英紀の論考の趣旨のようなことは書けたわけだが、知っていても書かなかったのか、知らなかったから書かなかったのかは今となっては分からない。これを含めて、かように人の記憶などいい加減なものなので、何度も振り返り歴史の再学習するしかないのである。その時でも元号表記などは最悪で、記憶の邪魔にしかならない。


 よって、2004年をイチローの年間最多安打262の年として記憶しても良いのだが、同時にスマトラ島沖地震と新潟県中越地震を記憶してもらい、地震大国の両国がテロ国家アメリカの支配下──ヒロヒトが関与した安保、その安保が原因の沖国大米軍ヘリ墜落事件が8月13日──にあり、両国とも過激宗教に支配されている現実を再確認すれば良いわけだ。簡単に言えば、テロ国家アメリカによりヒロヒトが温存され、スカルノが追い出された。


■沖国大米軍ヘリ墜落事件

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E3%83%98%E3%83%AA%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E4%BB%B6



■島村英紀『夕刊フジ』 2014年4月25日(金曜)。5面。コラムその48 「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」

地震による新幹線事故は運次第か
『夕刊フジ』公式ホームページでの題は「魚沼トンネル崩壊の再来も…」

http://shima3.fc2web.com/yuukanfuji-column48.htm
 


 JRがひそかに怖れていることがある。地震による新幹線の大事故だ。
  
  新幹線が開業してから今年で50年。この間、欧州では何度か大事故が起きたが、日本では人命にかかわるような事故は起きていない。

 いままでの最大の事故は2004年、新潟中越地震(マグニチュード6.8)での上越新幹線の脱線事故だった。

  走行中だった「とき325号」が脱線して傾いた。しかし幸い乗客乗員155人に死者も負傷者も出なかった。

  この「325号」は新潟県長岡駅に停車するために減速中で、フルスピードではなかった。そのうえいくつもの幸運が重なった。現場の上下線の間にある豪雪地帯にしかない排雪溝にはまり込んだまま滑走したことも、現場の線路がカーブしていなかったことも、現場が高架だったためにレールのすぐ脇がコンクリートだったことも、対向列車がなくて正面衝突をしなかったことも幸いだった。

  そしてこの新幹線が東北・上越新幹線の初代の「ボディーマウント構造」の車両だったために台車のギヤケースという部品と脱線した車輪がレールを挟み込んでくれたことも転覆をまぬがれた理由だった。

  じつは、これらの幸運よりもはるかに大きな「幸運」があった。地震が起きたのは10月23日17時56分。そのわずか3分前にはこの「325号」は長さ8624メートルの魚沼(うおぬま)トンネルをフルスピードで駆け抜けていたのであった。

  この地震で魚沼トンネル内はめちゃめちゃになった。レールの土台が25センチも飛び上がり、1メートル四方以上の巨大なコンクリートが壁から多数落ちたほか、トンネルの各所が崩壊していたのだ。もし地震がちょうど通過時に起きていたら、新幹線が巻きこまれて大事故になっていたことは間違いない。

  この魚沼トンネルは山を掘り抜いた「山岳トンネル」というものだ。阪神淡路大震災(1995年)では天井と床をコンクリートの柱で支えるトンネルが数カ所崩壊したが、それよりも地震に強いはずのトンネルだった。

  山岳トンネルでもいままでに地震で無事だったわけではない。関東地震(1923年)以来19もの山岳トンネルが壊れている。それが人命にかかわる大事故にならなかったのは、たまたま列車が通っていなかったからにすぎない。

  着工予定のリニア新幹線はその86%がトンネルだし、山陽新幹線も51%がトンネルだ。「魚沼トンネルの再来」がいつ起きるか分からないのである。

  だが危険はトンネルだけではない。阪神淡路大震災が起きたのは、新幹線が走り出す14分前の朝5時46分だった。地震には耐えるはずだった新幹線の鉄道橋がいくつか落ちたが、もし新幹線が走っていた時間帯だったら大事故になったに違いない。

  東日本大震災(2011年)でも新幹線が仙台近くで脱線した。これも運良く、乗客は乗っていない試運転中の列車だった。

  連載で書いてきたように日本のどこでも直下型地震が起きうる。また「緊急地震速報」は直下型地震では間に合わない。いままでは運が良かった。しかし、これからも運がいいとは限らない。

■新潟県中越地震

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E4%B8%AD%E8%B6%8A%E5%9C%B0%E9%9C%87#鉄道



■上越新幹線脱線事故

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E8%B6%8A%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E8%84%B1%E7%B7%9A%E4%BA%8B%E6%95%85




■島村英紀『夕刊フジ』 2019年10月18日(金曜)。4面。コラムその319。「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」

 http://shima3.fc2web.com/yuukanfuji-column319.htm



 

台風・地震・・ダムやため池の危険性
『夕刊フジ』公式ホームページの題も同じ



 ふだんはダムやため池は水をたたえていて人々の心を和ませる。観光地になっているところも多い。

  だが、いったん決壊すれば、ダムやため池は豹変(ひょうへん)する。多くの人が巻き添えになることも多い。ダムやため池の大量の水が下流を襲うからだ。その原因には豪雨があるし、地震もある。

  2011年の東日本大震災のときの福島県・藤沼ダムにはダムが地震で決壊して大量の水が下流を襲った。長沼地区や滝地区では死者行方不明者8人、流失や全壊した家屋19棟、床上・床下浸水した家屋が55棟という被害を出し、田畑の土壌も多くが流失した。

  また2016年の熊本地震では黒川第1発電所の貯水施設が地震直後に決壊した。大量の水が下の部落を襲って、民家9戸が壊れ、2人がなくなった。

  決壊しないまでも、2018年の西日本豪雨では、愛媛県にある野村ダムと鹿野川ダムの決壊を防ぐために大量の「緊急放流」が行われ、肱川(ひじかわ)が氾濫して8名の死者が出たほか、家屋3000戸が浸水被害を受けるなど大きな被害が出た。

  「緊急放流」は先週末の台風19号の神奈川・城山ダムでも、同ダムとしては初めて行われた。相模原、厚木、海老名、平塚、茅ケ崎、座間など数十万人が住む人口密集地帯での洪水が心配されて避難が始まった。幸い雨が収まったので緊急放流は4時間弱で止められたので被害はなかった。

  ダムだけではない。全国各地にあるため池も同じように大量の水が下の村を襲う可能性が大きい。1854年に起きた巨大地震、安政南海地震では、いまの香川県にあった満濃池(まんのういけ)が決壊した。高さ15メートルを超す大きなダムだった。

  2018年の西日本豪雨でもため池の決壊が相次ぎ、3歳の女児が犠牲になるなど被害が出た。

  ため池が決壊する危険性について、この秋までに会計検査院が、自治体が行う調査方法を調べた。その結果、約4割が新設や改修の際に定められた設計指針よりずっと緩い基準で調査されていたことが分かった。

  新設するときには「200年に1度の豪雨」を想定して設計指針が定められている。だが、昔からあるため池はずっと基準が緩い。たとえば、23府県の約1万カ所のため池の調査結果では、約4000カ所が「50年に1度」など、より緩い基準で自治体が大丈夫だと判定していた。

  その上、会計検査院の今回の調査では調査漏れが多い。規模が小さいことを理由に耐震性が厳密に調べられなかったため池は3000カ所もある。しかも130カ所は人口集中地区にある。被害が大きくなる場所だ。

  地球温暖化で今までにない台風や大雨に襲われ始めているだけに、豪雨の被害もこれから増えるだろう。従来の「50年に1度」の基準では危ない。しかも、全国どこでも、地震に襲われる可能性がある。

  ダムは、大きな災害を引き起こすという問題を抱えている。「治水」が目的のひとつであるダムは、じつは加害者になるかもしれないのである。

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