モーメント トンデモ和製英語「ブラック」問題

トンデモ和製英語「ブラック」問題
1968年メキシコオリンピックで米国の人種差別に抗議して黒い拳を揚げたジョン・カーロス
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THE COLORED GIRL

http://www.thecoloredgirl.com/

これぞ黒人の中の黒人! ハンパなく黒い漆黒の黒人モデル「メラニンの女王」が超話題

黒人といっても、彼らの肌は濃い褐色であり、本物の“真っ黒”ではないという事実を誰もが当然のように知っている。しかし世界を見わたせば、完全なる黒、まさに漆黒の肌を持つ、本当に“黒い人”も存在するのだ。

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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

 現在、海外のインターネットユーザーたちの間で、ひとりの若いセネガル人女性が大きな話題となっている。彼女の名前はコウディア・ディオプさん。母国のみならず、ニューヨークやパリで活躍する国際的なモデルだ。そう、彼女こそが本当に“黒い人”。その漆黒の肌、そして彼女の前向きな姿勢が実に美しい、と共感を覚える人が続出しているのだ。


■唯一無二の真っ黒い肌

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画像は「The Colored Girl」より引用

 コウディアさんが一躍時の人となったキッカケは、「The Colored Girl(TCG)」と呼ばれるキャンペーンが開始されたことだった。一口に黒人女性といっても、その肌の色は明るいものから暗いものまで実に多様であり、彼女らがみな自らの肌色を誇り、互いに認め合わなければならない――そんな啓蒙活動に、とりわけ黒い肌を持ち、モデルとして活躍する女性であるコウディアさんが登場したのだ。

 コウディアさんの姿は、多くの人にショックを与えた。まるでインクでも塗ったかのように黒く、光り輝くその肌。これはすべて、極めて豊富なメラニン色素に起因するものだ。ほかの黒人モデルと並ぶと、その黒さは一層際立ち、神々しいまでのオーラを放っている。ホワイトやゴールドの服が実に映える肌、さらに長い手足なども相まって、もはや唯一無二の存在といえるだろう。


■幼少期の過酷ないじめにも決して屈せず

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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

 このように圧倒的な存在感を放ち、モデルとして大成したコウディアさん。ところが、海外サイト「Oddity Central」が先月30日に報じたところによると、幼少期の彼女はその“黒さ”が原因で、常に周囲から酷いいじめを受けてきたという。

「いじめっ子たちは、私に自分の肌を嫌だと思わせたかったのか、あらゆるニックネームをつけたわ。『Darky(黒んぼ)』、『闇夜の娘』、『星々の母』……」

「でも、私はむしろそれがとっても気に入って、まったく気にも留めないことを彼らに示してきた」(コウディアさん)

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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

 強く前向き、そして誇り高いコウディアさんにとって、いじめっ子たちの言葉は、逆に彼女が自分自身を一層“特別な存在”だと考えるための力添えとなって作用したのだ。現在の彼女は、自らのインスタグラムで自身の“漆黒の美”を発信し続けている。しかもそのアカウントは、「melaniin.goddess」。自ら「メラニンの女神」と名乗るほど、肌の色を誇らしく感じているということだ。

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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

アフリカ黒人女性が肌を「漂白」している!?

 しかし、話はこれだけで終わらない。今回コウディアさんが注目される契機となったキャンペーン「The Colored Girl(TCG)」が開始されるに至った背景には、れっきとした理由があるのだ。

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画像は「afrizap」より引用

 現在アフリカでは、黒人女性たちが自らの肌をできるだけ明るい色に「漂白」しようとする行為が跡を絶たず、社会問題となりつつあるのだという。ヨーロッパ的な美の基準に憧れ、それに少しでも近づきたいとホワイトニングクリームや手術などに手を出すケースが後を絶たないようだ。

 ある調査では、肌の色を何らかの手法によって明るくしようと試みているナイジェリア人女性が、実に75%にのぼることも明らかになったようだ。そしてこの割合は、トーゴの59%、南アフリカの35%と続き、アフリカ大陸全土では数百万人に及ぶとの試算もある。しかし、そのような行為に大きなリスクが伴うことは指摘するまでもない。各国の保健機関は対応に苦慮している現状にある。つまりTCGキャンペーンとは、まさにその行き過ぎた行為にメスを入れようとする啓蒙活動というわけだ。

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画像は「afrizap」より引用

「明るい肌の色ほど美しいという考え方は、間違っています。しかし、それを男性が助長しているという現状もある」
「暗い色の肌を持つ女性たちは、この無知と周囲からの圧力によって、自らの価値を高めるため肌色を明るくしようと試みています」
「コウディアさんをよく見て下さい。このように自信に満ち溢れ、自らの肌を受容している。危険な化学物質の入った製品を、メディアにそそのかされて使う必要はありません」

 ナイジェリアの首都アブジャにある国立病院で問題に取り組んできた皮膚科医は、アフリカの今を伝えるメディア「afrizap」のインタビューに対してこのように述べている。現在、コウディアさんのインスタグラムに寄せられるコメントは、「あなたはとても美しい」「メラニンがなせる魔法だ」など圧倒的に肯定的な意見ばかりが並ぶ。TCGキャンペーンのような活動を通して、この問題も少しずつ改善されていくかもしれない。


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画像は「melaniin.goddess - Instagram」より引用

 とはいえコウディアさんの存在は、アフリカ人女性の「漂白問題」改善の足がかりとなるに留まらず、世界中のマイノリティ、そしていじめに悩む子どもたちにとっても大きな勇気となるに違いない。さらに彼女の出現は、いまだ画一的な美の基準にとらわれがちな私たちの感覚にも一石を投じる出来事といえるだろう。

 外見を悩みだせばキリがない。その美の基準さえも時代によって移り変わる。何者かに似せようとするのではなく、自らの容姿に誇りを抱き、唯一無二の存在として正々堂々と勝負する――。そんな理想を体現するコウディアさんに共鳴する読者も多いのではないだろうか。
(編集部)


トンデモ和製英語「ブラック」は名誉白人用語である。

 林眞須美さん関連について取り上げると、当然弁護士発言が出てくるので、警察用語の「シロ・クロ」が出てきてしまう。弁護士は警察用語の「クロ」という言葉をもっともよく聞く立場である。(例えば伊東秀子弁護士については欄外参照)

 【黒】は「スーパー大辞林」によると、①色の名。光を最も多く吸収し、視覚に刺激を与えることの少ない暗い色。墨・木炭のような色。「黒のスーツ」②黒い碁石・・・③犯罪の容疑があること。対義語:白「警察はその男を黒とみている」──とある。③の意味の起源の記述はないが、杉田聡(欄外参照)が言うように、多分近代において英語の意味から借用されたものであろう。

 ちなみに「スーパー大辞林」には【ブラック企業】ネット利用者の俗語で、従業員に対して、劣悪な(場合によっっては非合法な)労働条件を強いるような事業所の総称。過度のワンマン経営、達成困難なノルマ、サービス残業の強制など。ブラック会社。──とある。ここの説明にもあるネット卑語については、私も次の3つのネット卑語、「放射脳」・「除鮮」・「ブラック企業」をよく見た。「放射脳」という言葉は、CMLでも頻繁に使う投稿者がいて、私は「原発マフィア用語(?)」だと強烈に非難した記憶もある。ここで気づくかと思いますが、私にとってはどれもトンデモ語なのですが、なぜか「ブラック企業」だけがメディア(ミーディア)で生き残り、猛威を振るっているわけです。メディア(ミーディア)もさすがに残りの2個のネット卑語を採用するほどは愚劣ではなかったとも言えますが、ではなぜトンデモ和製英語「ブラック」は見逃されたのでしょう?


 答えは「2017年8月8日更新版 トンデモ和製英語「ブラック」はなぜ使ってはいけないのか? 」にもいくつか書いていますが、「14.警察用語のクロ(犯罪容疑あり)が推理小説(警察小説)・記者・法曹界で流通していて、トンデモ和製英語「ブラック」の氾濫の素地があった。」が一番大きいかもしれません。さらに労働問題で闘う弁護士が企業批判を意味して使えば、メディア(ミーディア)はさらに取り上げやすいからです。私は『しんぶん赤旗』を含めいくつかのメディア(ミーディア)に異議申し立てをしましたが、採用されたのは『週刊金曜日』(この雑誌もトンデモ和製英語「ブラック」を使用している。)だけですから、少数意見は無視されているわけです。


ではもう一度、なぜここまでトンデモ和製英語「ブラック」が大流行してしまうのかを以下の事例から考察してみましょう。


★26.名誉白人へのあこがれ?

 英語帝国主義に従属する日本でトンデモ和製英語「ブラック」「ホワイト」を駆使して名誉白人化を目指す。以下反面教師の林田力──

 ★林田力──これに対してブラック企業やブラック士業はブラックなやり口で金儲けをすることへの嫌悪感が込められている。ブラック企業が経済的成功を収めているとしても、そのやり口自体が唾棄するものであることを示している。ブラック企業やブラック士業によって日本語の黒に今まで以上に強い否定的意味を与えることができた。「Black is sneaky.」である。だからこそブラックバイトやブラック稼業などの新たな派生語も生まれてくる。ブラック企業やブラック士業は日本語を豊かにする言葉であり、この表現を大切にしたい。

 

 

 ここまで正直に名誉白人へのあこがれを表明されると、私としては逃げ出したい気分にもなるが、実は少し前には首都東京では似たような人物に都民が熱狂していたのだから、私には逃げる場所などないかもしれません。


 アパルトヘイトという言葉で、今の私たちはイスラエルを想像できるのでしょうか?どう見ても人種主義と土地泥棒の植民地主義国家ですが、「欧米の目」で世界を見ている私たちには、テロ国家イスラエルの実像が見えません。よって安倍晋三がイスラエルとの経済協力を推進しても、批判の対象にもなりません。もちろん文化面では村上春樹とか蜷川幸雄の愚行も徹底批判を免れています。こうして見ると日本はアパルトヘイト国家のイスラエルと仲が良いのです。


 日本の歴史を現代からちょっと遡っても、アパルトヘイトの南アと仲が良かった日本は、強欲のため名誉白人という称号を喜んで受け入れていたわけですが、首都東京では人種主義者の石原慎太郎(日本・南ア友好議員連盟(1984年発足) 幹事長)という言葉の正確な意味での名誉白人が熱烈支持されていました。 彼曰く――「アメリカでは黒人を使って能率が落ちている。黒人に一人一票やって も南アの行く先が混乱するだけだ、独立してもやっていけない」。また、1990年、梶山静六のトンデモ発言――「たとえば、悪貨は良貨を駆逐するというが、アメリカにクロ(黒人)がはいって、シロ(白人)が追いだされているような混在地になっている」。この発想はブラックに悪を含意させホワイトを善として労働法などを犯す強欲企業を「ブラック」呼ばわりする現代の労働運動に引きつがれています。


 かような恥ずかしい歴史がある日本が、今またトンデモ和製英語「ブラック」を大氾濫させているわけですから、トンデモ和製英語「ブラック」は名誉白人用語である──と私は言うのです。初めから危惧されたように、日本ではブラックにあらゆる悪を含意させて大氾濫させているのですから、白人英語のblackの意味に限りなく近づきはじめています。このままいけば、さらに日本語の黒の意味にも悪影響が及びます。マルコムX以後50年にもなってのこの歴史の大逆流は、ヒトの科学から導き出される「人間は平等」という真理に敵対する愚行とも表現できます。私たちは人間をやめてはいけないのです。 

 



▼「ブラック企業」という言葉は「黒人」を差別する
「英語」の悪しき含意から身を解き放とう
杉田聡
2017年02月14日
http://webronza.asahi.com/authors/2016103100009.html

・・・


  『広辞苑』によれば、白は、
 「(1)太陽の光線をあらゆる波長にわたって一様に反射することによって見える色。雪のような色。」
 「(2)囲碁で、白石の略。また白石を打つ方。後手。」
 「(3)犯罪容疑が晴れること。また、その状態。転じて、無罪。潔白。」
 「(4)『しろがね(銀)』の略」

 黒は、
 「(1)色の名。墨のような色。」
 「(2)囲碁で、黒石の略。また、黒石を持つ方。先手。」
 「(3)犯罪容疑者が犯罪の事実ありと判定されること。また、その人。」
 の意である。

 ただし、この説明は大ざっぱすぎるし、記述にバランスを欠いている。いずれも(3)は明治以降に(おそらく「英語」を通して)入ってきた意味であって、むしろ例外的である。



▼トンデモ和製英語「ブラック」はあらゆる意味で日本限定でしか使えない
http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/38525788.html

 トンデモ和製英語「ブラック」を多用する弁護士の存在を不思議に思っていたのだが、以下の引用でその疑問も氷解した。

★伊東秀子『恵庭OL殺人事件 こうして「犯人」は作られた』日本評論社、2012年

頁83――

・・・
 道警本部の捜査一課長が「証拠は山ほどある。どの証拠もクロの方向を向いている。彼女はまっ黒けのけだ」と言い放った顔が思い出された。・・・

****

 伊東秀子は弁護士で、警察用語の「クロ」という言葉をよく聞く立場である。よって弁護士たちは、「クロ」→「ブラック」にすんなりなじむ可能性がある。NPJもそうだし、「ブラック企業」を定義した弁護士たちも多分すんなり「ブラック」を受け容れたのだろう。またそのほかでは、刑事小説を書く物書きは、普段使う言葉だろうから、「ブラック」に違和感はないかもしれない。もちろんクロと「ブラック」は違う言葉だが・・・。

 で、弁護士たちは米国史には疎いのだろうか?公民権運動も知らないのだろうか?言葉の諸々に無頓着なのだろうか?言葉の使用範囲だけでみてみても、「ブラック企業」などいう言葉は日本企業にしか使えないから、「米国のブラック・エンタープライズは「ブラック企業」だ」などと書けば恥をかくし、「ミルトン・フリードマンの親父の工場は「ブラック工場」だった」と書くのも恥さらしとなる。この致命的欠陥に気づけば、トンデモ和製英語「ブラック」は言葉狩りすべきという結論に達するはずだが、さて弁護士たちはどうするのだろう。グローバルの時代だとメディア(ミーディア)は喧しいが、その時代にあらゆる意味で日本以外では全く使えないトンデモ和製英語「ブラック」とは、何というあほらしい存在なのだろう。


 


「名誉白人低国日本」の再興について


 「人類進化をひも解くと、その道のりは太陽との闘いだった。およそ20万年前にアフリカのサバンナで誕生したヒト、ホモ・サピエンスは、強烈な紫外線から身を守るために褐色の肌を獲得した。しかし、およそ6万年前、アフリカを出て生息域を世界へと広げる過程では、今度は褐色の肌がビタミンDを作るのに必要な紫外線をも遮断してしまうという問題が生じた。この事態に、ヒトは北へ向かうにつれ肌の色を薄くし、紫外線とのバランスを取った。こうして生まれた肌の色の多様性が私たちヒトの多様性を生んだ。」(NHK「病の起源」  第2集 骨と皮膚の病 ~それは"出アフリカ"に始まった~https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20080420


 紫外線とのバランスを取るだけのためにヒトは肌の色を変えてきたのに、白人優越主義に洗脳された日本では、色に価値を持ち込む非科学が横行しています。かような非科学は、歴史無知へも拍車をかけます。「クレオパトラとかギリシャの女神アテナの肌が黒かった」と言われて未だに驚いているようでは、紫外線・遺伝子・メラニン色素・ビタミンDについて私たちは何も知らないということになります。


 さてアパルトヘイトという言葉で、今の私たちはイスラエルを想像できるのでしょうか?どう見ても人種主義と土地泥棒の植民地主義国ですが、「欧米の目」で世界を見ている私たちには、テロ国家イスラエルの実像が見えません。よって安倍晋三がイスラエルとの経済協力を推進しても、批判の対象にもなりません。もちろん文化面では村上春樹とか蜷川幸雄の愚行も徹底批判を免れています。こうして見ると日本はアパルトヘイト国家のイスラエルと仲が良いのです。


 日本の歴史を現代からちょっと遡っても、アパルトヘイトの南アと仲が良かった日本は、強欲のため名誉白人という称号を喜んで受け入れていた訳ですが、首都東京では人種主義者の石原慎太郎(日本・南ア友好議員連盟(1984年発足) 幹事長)という名誉白人が熱烈支持されていました。 彼曰く――「アメリカでは黒人を使って能率が落ちている。黒人に一人一票やって も南アの行く先が混乱するだけだ、独立してもやっていけない」。また、1990年、梶山静六のトンデモ発言――「たとえば、悪貨は良貨を駆逐するというが、アメリカにクロ(黒人)がはいって、シロ(白人)が追いだされているような混在地になっている」。この発想はブラックに悪を含意させホワイトを善として法などを犯す強欲企業をブラック呼ばわりする現代の労働運動に引きつがれています。


 かような恥ずかしい歴史がある日本低国が──「名誉白人低国日本」と呼んでもよい──、今また──もっと恥ずかしく悲しいことに今回は労働運動が主導して──トンデモ和製英語「ブラック」を大氾濫させているわけですから、悲しく恥ずかしいことに「名誉白人低国日本」が再興してしまったわけです。


▼異なる種類のメラニン色素の紫外線誘発DNA損傷防御効果の解析

https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-12770449/


研究概要

紫外線による分子傷害のうち、Photoproduct型DNA損傷(シクロブタン型及び(6-4)型ダイマー)が発癌に最も重要である。メラニン色素には黒/茶色のユーメラニン(DHICAおよびDHIメラニン)と赤/黄色のフェオメラニンがあり、人種・Phototype・個人により、様々な量・比率で混在している。本研究では、特定の種類のメラニン色素を産生するマウス皮膚および色調の異なるヒト皮膚(包皮)を用いて、異なる種類のメラニン色素の紫外線DNA損傷生成抑制効果を検討した。まず、組織学的及び生化学的にメラニン色素の分布・量・種類を解析した。Black、Slaty、Yellowマウスはそれぞれ主としてDHICA、DHI、フェオメラニンを産生し、Albinoマウスはメラニン色素を持たなかった。マウス尾では表皮に多数のメラノサイトが存在し、ヒト表皮のモデルとして適していた。皮膚に、UVB(25mJ/cm^2まで)を照射した後、凍結切片を作製した。研究協力者の森 俊雄助教授から供与された両ダイマーに対するモノクローナル抗体を用いて免疫蛍光染色を行い、共焦点ルーザー顕微鏡を用いて損傷特異蛍光を定量した。
ヒト包皮を用いた実験から、メラニン色素が紫外線DNA損傷の生成を抑制すること、角層内および核帽を形成するメラニン色素が紫外線防御に重要であることを確認した。また、マウスを用いた実験から、DHICA及びDHIメラニンはともに紫外線防御効果が高く、フェオメラニンの防御効果は僅かであることがわかった。メラニン色素量が多く、ユーメラニン/フェオメラニン比が高く、メラニン色素が表皮のより上層から角層に分布し、核帽を形成することが紫外線抵抗性をもたらすことがわかった。本研究を通して、皮膚の紫外線感受性の人種差・個人差のひとつのメカニズムを解明した。

 

▼名誉人種
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E8%AA%89%E4%BA%BA%E7%A8%AE#cite_note-5

名誉人種の例[編集]

南アフリカ[編集]

南アフリカ共和国で行われていたアパルトヘイトの下では、外国人を含めて、有色人種は総じて差別的な扱いを受けてきた。ただしインド系人種や白人との混血の者は議会の議席など、黒人には認められない一定の権利が認められ、有色人種の中でも待遇の違いがあった。

日本の国籍を有する者は、1961年1月19日から、経済上の都合から「名誉白人」扱いとされていた[1]。欧米諸国がアパルトヘイトを続ける南アフリカとの経済関係を人道的理由により縮小する一方で、日本は1980年代後半から南アフリカ共和国の最大の貿易相手国になる。国際的に孤立していた南アフリカと数少ない国交を持っていた中華民国(台湾)籍の者は白人として扱われた[2][3]。ただしこれらの扱いはあくまで国策上の法的措置であり、民間における差別感情やそれにともなう差別行為がなかったわけではない。

1987年、国際社会がアパルトヘイトに反対して、文化交流を禁止し、経済制裁に動くなかで、日本は逆に、南アフリカの最大の貿易相手国(ドルベースの貿易額基準)となり、翌1988年2月5日に国連反アパルトヘイト特別委員会のガルバ委員長はこれに遺憾の意を表明した(ガルバ声明)[注 1]。アパルトヘイトに対する国際的な非難と世界的な経済制裁が強まる中、南アフリカとの経済的交流を積極的に続ける日本の姿勢もまた批判の対象となり、1988年に国連総会で採択された「南アフリカ制裁決議案」の中で、日本は名指しで非難された[4]。

▼アパルトヘイト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88

アジア人(1980年に90万人、人口の3%。インド系、マレー系住民が主。ナタール州に集住していた) アジアにおいて唯一の先進国である日本人は1961年以降、経済上の都合から「名誉白人」扱いとされていた[4][注 6]。1980年代後半から日本は最大の貿易相手国になる。また、国際的に孤立していた南アフリカと、反共産主義という共通点から数少ない国交を持っていた韓国人や中華民国人/台湾人も、名誉白人扱いであった[6]。中華民国人については一時期、中華料理店を白人用に指定した際、中華料理店への入店に限って白人扱いとされたが、中華民国の経済発展を受け名誉白人扱いになったとされる[7]。
 



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